出版社内容情報
孝明天皇の謎の死が南北朝の対立を呼び覚ます。維新成約に秘められた真意とは。日本史を覆す衝撃の秘密を追う異色ノンフィクション。
内容説明
孝明天皇の謎の死が南北朝の対立を呼び覚ます―維新成約に秘められた真意とは?日本史を覆す衝撃の秘密を追う異色ノンフィクション。
目次
プロローグ 天脈拝診日記抄
第1章 熊沢天皇の登場
第2章 天皇機関説の怪
第3章 大逆事件の毒矢
第4章 後醍醐帝の呪縛
第5章 勅旨乱発に窮す
第6章 孝明天皇の崩御
第7章 慶応三年の七月
第8章 玉は死守すべし
第9章 鳥羽伏見の戦い
第10章 東京遷都と隆盛
エピローグ 岩倉具視の死
著者等紹介
大野芳[オオノカオル]
1941年、愛知県稲沢市生まれ。明治大学法学部卒業、出版社の雑誌記者を経て、ノンフィクション作家になる。『北針』(潮出版社)で第1回潮賞ノンフィクション部門特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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てつのすけ
20
題名から、「そんなことがあるのか?」と、疑いを持って読んでみた。 この時代の背景に関する知識がないため、内容を理解できなかった。 ただ、話が、あっちこっちに飛んでいるように感じた。2023/04/19
カツ
4
本の内容とタイトルが違い過ぎ。その中でも、毒殺にしろ刺殺にしろ孝明天皇が暗殺され南朝の明治天皇とすり替えたという説は面白い。しかし、「天皇機関説」や「熊沢天皇」など話を広げ過ぎだと思う。2021/03/24
おおい
1
大変興味深く読了。 明治天皇の南朝皇胤説、事実なら凄い事になる。 でも、南朝正潤論では南朝に軍配をあげながら、正史では北朝皇統のまま今日に至る。 どうもスッキリしないのだが。2020/12/11
まさやんやで
1
★★★☆☆読了しました。 #幕末 #明治維新 有名な説ではあり、いろいろ解釈が違う話になろうとは思います。読み物として考えさせられる内容。なぜ維新か、なぜ征韓論か、なぜ・・・がまだまだ続く。次の本へ。2019/01/25