出版社内容情報
元エクソシストで共感覚者の天羽奏と、ワインダイニングのオーナーで医師兼心理学者の清泉宏輝が遭遇する、心温まる不思議な謎解き!
内容説明
かつてバチカンで司祭としてエクソシストを務め、現在はアンティークショップを営む天羽奏は、特殊な能力を持っていた。他人と異なるその能力に悩み、私生活でも辛い思いを経験した彼を見守ってきたのは、旧友にしてワインダイニングオーナーの清泉宏輝だった。心理学者兼医師という異色の肩書をもつ経営者、清泉と天羽は下北沢に互いの店を構えている。そんな二人の元に、奇妙な出来事がつぎつぎ舞いこんできて…?風変わりな二人が遭遇する、小さくも心温まる不思議な謎解き!
著者等紹介
牧山とも[マキヤマトモ]
横浜出身。会社員を経て、2000年作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なな
12
舞台がワインダイニングのお店という理由で読み始めました。やはり登場する美味しそうな料理ばかりに注目してしまいました。私も清泉と同じように超リアリストなので、ポルターガイストなどの現象は全く信じないタイプですが、天羽と清泉の好ましい人柄のおかげで最後まで読むことができました。二人の友情を超えた絆に最後は読んでよかったと思いました。2019/01/06
TAMA
11
こういう設定の人たちの普段の生活、みたいな(見たいなをかけまして)。なかなか浮世離れした暮らしとか、他人の「何で?」を解きつつ.癒しつつな日々を切り取って描く感じ。ミステリーというより日記かなー。2019/02/11
へへろ~本舗
11
元バチカンの司祭でエクソシストの現アンティーク店店主天羽と元心理学者兼医師で現ワインダイニングオーナーの清泉の不思議譚。天羽が司祭を辞めたとあったので、清泉との愛を貫くために還俗したのかと思ったら、違った。2018/10/11
にゃうぴょん
10
元バチカンのエクソシストでアンティーク店オーナーの天羽さんと心理学者兼医師でワインダイニングオーナーの清泉さんの謎解きのお話。お互いを思いやっている二人が穏やかに謎を解決していくのは心がほんわか温まる気がします。清泉さんのお店の食事が美味しそうです。2018/11/26
ううち
7
初読み作家さん。元バチカンのエクソシストってとても良い。ワインはよくわからないけれど『葡萄と小麦』のご飯がとても美味しそうです。コンビで解決する謎解きも良かった。続編求む。2019/02/11