出版社内容情報
公家出身ながら後に一万石の大名となった実在の人物、松平信平の痛快な活躍!続々重版の人気シリーズ待望の最新刊!
内容説明
三代将軍家光の正室の実弟で、今は公家から旗本となった鷹司松平信平は、将軍家綱から新領地を賜わり、二千四百石となった。それまで天領だった上総国長柄郡下之郷村は坂東武者の末裔を誇りとしており、公家の出の新領主にはなかなか素直になれない。そんな村に、老中松平伊豆守も危惧する、残虐非道な悪党軍団が狙いを定めた。信平らははたして…。
著者等紹介
佐々木裕一[ササキユウイチ]
1967年、広島県生まれ。2003年に架空戦記でデビュー以降、執筆活動に入る。かねてより痛快時代劇の大ファンで、数多くの時代小説や歴史と文化の書物を紐解くうちに物語が膨らみ、2010年に時代小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カピバラ
36
安心して読める時代小説。新しい領地の民が反発するところ&頼母がつんつんする所くらいから、最後は信平様~!となるのは見えていたけど、安定の面白さよね~。信平は、周りの人に恵まれているな。ひとえに彼の人柄がそうさせるのか。2015/11/04
ベルるるる
29
堅物の新しい家来、千下頼母と、なりきり用人の葉山善衛門が、きっとこれから、いろんな場面でぶつかるんだろうな~と思うだけでニンマリしてしまう。面白くなったよ。 表紙の絵、信平のイメージがこれ?こ、こわい・・・2016/04/04
絳楸蘭
29
好い人で強い信平さまだからこそのめでたしめでたしだよね。闘う信平さまもいいけれど、松姫や福千代君とまったりしている殿がいい。信平さまを知った頼母のこれからが楽しみ!2015/11/08
igaiga
15
新キャラの堅物男に意外と好感が持てました。あくび大名もまたいい感じで・・・この時代でも草食系な感じの人ではありますが・・・2017/01/08
夜の女王
14
「あくび大名」文句なくのハッピーエンド。殿様と浪人の娘のシンデレラストーリー。「晴天の鳥」葵のご紋の御威光ですべてないことにしていいのか!?とは思うが、元々は同意の上。民事不介入ってことか。「堅物と坂東武者」石高も増えて家臣を増やすことになった信平。選んだ男、千下頼母は文武に優れているがプライドの高い偏屈男。新領地も天領から旗本の領地になることで領民が反発。さて、どうなる事か…。「領地の乱」凶悪盗賊団に襲われた新領地、下ノ郷村。悪逆非道の悪党どもを成敗し、当然領民も頼母も信平に心服してメデタシメデタシ。2016/03/06