二見時代小説文庫<br> 八丁堀の天女―大江戸三男(さんおとこ)事件帖〈3〉

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二見時代小説文庫
八丁堀の天女―大江戸三男(さんおとこ)事件帖〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 315p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784576110677
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

三義兄弟の兄貴分・欣吾は旗本の養子になったという男に剣を教えることに。一方、奉行所では養子縁組にまつわる事件が複数起っていた

内容説明

時の老中用人の娘・雪江が、北町奉行所名物老与力・益岡喜六の養女となり、八丁堀小町と騒がれている。益岡はかねてより目をかけている旗本次男坊の高橋欣吾を雪江の婿にと願っているが。折しも御家人株を買って武家の養子に入った富商の倅が謎の不審死をとげた。益岡与力は欣吾の手を借りて事件を追いはじめた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じゅり子

11
ますます面白くなってきました大江戸三男。与力の増岡の養女となった雪江様。実父の大原左近に言わせると「白粉鉄火」らしい(笑)。八丁堀は雪江様の美貌の噂でもちきり。増岡詣があとをつきない。そんな中、困窮した武士の御家人株を買い(借金肩代わり)商人が武士となることも多く、欲に目の眩む悪人も出てきた。雪江を想う妄想が憎悪に変わる青沼。雪江様の危機に駆けつける欣吾様!カッコ良かった〜でも女心に疎い朴念仁(笑)。白粉鉄火でうまく引っぱっていってくださいね雪江様!なんといっても与力の増岡様が面白過ぎである。2015/08/02

klu

8
悪党の勘違いの連発は大富豪同心シリーズと同じですね!2019/07/13

こおり

8
大江戸三男(3)もう、欣吾さまったらヤキモキしちゃうんだから。でも最後、雪江のピンチをビシッと救ったところなんてカッコよかったわ~。ああいうのいいよね、女心を鷲掴みよねえ。欣吾と雪江にキュンキュンの巻でござった2015/05/10

めにい

6
益岡のじいさんがいいけど、実際にそばにいたら大変だよね。奥様はえらい!!2014/03/07

あここ

6
今回は欣ちゃんメイン。分かりやすい事件でした。そうやんなぁぁ。跡取り何回ももらえば持参金も何回も手に入るってことだ。なるほろ、考えたね。でも続くと魂胆バレバレ。。。ってかスグ判明。事件としてはそれだけねんけど。欣ちゃんが剣指南するコトになった「へなちょこ養子」が狙われる。ホントへっぽこ。武士向いてないよ。たまたま助けたら恨まれ。天女は雪江ちゃん。雪江ちゃんも与力株も欲しいなんて贅沢ぅ。欣ちゃんが婿になるのだ!彼は分かってないけど(笑)外堀固められるのも気付かない欣ちゃんが好き。ぽわっとしてていい味出してる2012/09/23

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