双葉文庫
夢、疾る―村松栄紀あるレーシングドライバーの軌跡

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  • サイズ 文庫判/ページ数 190p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784575713626
  • NDC分類 788.6
  • Cコード C0195

内容説明

一九九〇年三月、テスト走行中の不慮の事故によってこの世を去った若きレーシングドライバー、村松栄紀。鈴木亜久里の背中を追い、片山右京に闘志を燃やした二十四歳の青年は、F1の舞台を夢見て、ひたむきにその青春を駆け抜けていった。大きな期待と無限の可能性を秘めたまま、サーキットに散った若者の軌跡を、取材をもとに佐伯泰英が綴った渾身のルポルタージュ。

目次

第1章 クラッシュ
第2章 うちのディーゼル
第3章 メモリー付センサー
第4章 マカオ・グランプリ
第5章 “夢”
特別収録 スペシャルインタビュー 疾り続ける者たち(片山右京;服部尚貴;由良拓也;小林稔)
最終章 二十年後の…

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』以後、スペインをテーマにした作品を発表。99年、初の時代小説『密命』を皮切りに次々と作品を刊行、時代小説の旗手として高い評価を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HM

5
本書を読むまで村松さんのことは全く知りませんでした。鈴木亜久里、片山右京、服部尚貴と名だたるレーサーが口を揃えて褒め称える彼を是非F1で見てみたかった。彼の死も凡人の自分の捉え方と、同じ頂を目指したレーサー達の捉え方では全く違うんだろうな。2014/03/13

hana@笑顔満開のわくわく探索人

1
モータースポーツは10年ぐらい前から見始めました。村松のことは名前も知らなかったけど、もしまだ生きていたら、きっと凄く速くて、ストイックで協調性のあるレーサーになっていたと思う。この本の著者が時代小説家の佐伯泰英さんだというのもよかった。最終章を読み終えた時に、何歳になってもストイックに夢を追いたいと思った。2013/07/31

しろうさぎ

1
村松のすごさがわかる、同時代の右京や服部のコメントがちょうど友を亡くした私の心に響いた2010/05/27

井村在宏

0
モータースポーツは大好きだが、かつてF3~F3000のカテゴリにこんな有望なレーサーがいたことを私は知らなかった。亜久里、右京、服部・・・90年代にF1を駆った日本のスター達がみんな村松の素質を認めている。彼が夢見た最高峰での勇姿を見たかった。「夢に向かって命を賭ける者がいない今」「草食系男子、糞食らえ」筆者の巻末の言葉に胸打たれた。2013/03/06

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