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双葉文庫
ホラー・ジャパネスク読本

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  • サイズ 文庫判/ページ数 335p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575713121
  • NDC分類 910.4
  • Cコード C0195

内容説明

ホラー・ジャパネスクの最尖端に位置する七人の作家との対話を通じて、その多様な拡がりと幽玄なる特質を探究しようとする画期的「対談集+評論集」、ここに誕生!近年のホラーブームの牽引車となってきた実力派作家たちとともに、日本特有の神秘と幻妖の世界に分け入り、その魅力を探り、創作の秘密に迫る。大幅増補による決定版。

目次

宮部みゆき 西欧怪談と江戸情緒
江戸の気風と怪奇小説と―『あやし』解説
津原泰水 都市幻想と崩壊感覚
時評三題―『妖都』『蘆屋家の崩壊』『少年トレチア』
岩井志麻子 脳内岡山と怪異体験
魔の道を駈ける鬼―『夜啼きの森』解説
福澤徹三 虚実皮膜と夢の記憶
夢と幽霊の書―『再生ボタン』解説
加門七海 オカルトと実践主義
旅と地霊―『女切り』解説
京極夏彦 幽霊文化と妖怪研究
京極伝奇のラビリンス―『覘き小平次』と『後巷説百物語』
三津田信三 推理嗜好と怪奇志向
百物語憑け(三津田信三)
東雅夫 ホラー・ジャパネスクの時代

著者等紹介

東雅夫[ヒガシマサオ]
1958年神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家、怪談専門誌『幽』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

緋莢

13
二十世紀最後のおよそ10年間に顕在化した国産ホラーの一潮流である「ホラー・ジャパネスク」。その創案者である東雅夫が、新たなる「伝奇と怪異」の文学を生み出そうとする7人の作家と対談、対談した作家に関する論考を収録した本。 2015/10/07

ゆっき~

2
読みたい本が増えてしまった。や、そのために読んだのだけど。未だにホラーが好きなのかはわからないけど、やっぱり怪談は好きだわ。2013/11/02

1
加門さん目当てで衝動買い。落ち着いてから作家群を見直したらなんと豪華なことか!宮部さんについては、てっきりミステリー畑の人だとばかり思っていたので、その読書量や知識量にただ感服。読みたい本も追いかけたい作家も一気に増えた大満足の1冊。2015/02/12

りんご飴

1
ホラーが読みたくなりまして2014/12/11

gold-fish

1
ホラーという呼び方はおそらく映画ジャンルとしてのホラーと連動しているのではないかと思う。 確かにこのころは映画も本もホラーがちょっとしたブームだったような気がする。(稲川淳二氏の活躍も忘れてはいけない。) いま改めて掘り返している次第。 岩井志摩子さんとか小説読むと本当にすごい才能だと思うし、福澤徹三さんも実はホラー以外の作品もあるけれど、やっぱりこのジャンルで勝負してる感がビンビン伝わってくるし、その姿勢は同業者からもリスペクトされていると思う。 宮部みゆきさんに関してはもう読み手としても脱帽です。2014/03/02

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