双葉文庫<br> 言葉につける薬

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双葉文庫
言葉につける薬

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  • サイズ 文庫判/ページ数 219p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784575711103
  • NDC分類 810.4
  • Cコード C0195

内容説明

日本語が乱れている。単語の混乱ではない。「名」の混乱、パラダイムの混乱なのである。だから孔子にならい、呉智英も言う。「必ずや名を正さんか」と。誤字を笑い、誤文に怒りながら、著者は、言葉と思想について、言葉と文化について、根源的な「知」の面白さを開示する。目からウロコが落ちまくる、知的エッセイの名著。

目次

はじめに 必ずや名を正さんか
世紀末のどこが終末か
孔子の「可もなく不可もなく」
回るからこそ回路なのだ
「至れり尽せり」と日本人
大山鳴動に鱗が落ちる
テレビと映画
「女子と小人」と女子供
あらちでもこちらでもペレストロイカ
登龍門はどこにある〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

6
「北アルプスには白馬岳がある。これは「しろうまだけ」なのか「はくばだけ」なのか。最近は「はくばだけ」と読む人が多くなっているし、山麓には白馬(はくば)村があり、JRの駅名も白馬(はくば)である。しかし、本来は「しろうま」が正しい。白馬岳では、毎年春になると、山腹の雪溶け跡が馬の形になる。村の農民たちは、これを代掻き馬に見たてて「しろうまだけ」と呼んだ。代掻きとは、田植え前に水田の泥を掻きならすことで、よく馬が使われた。山腹に代馬が現れると、春の農作業を始めることにもなっていた。一種の農事暦である」2019/01/04

すがし

1
現在も続く、夫子の言葉雑学シリーズの記念すべき一冊目。雑学とは言っても各処に師の、文明に対する深い洞察が垣間見え、軽妙洒脱な娯楽本でありながら非常に深くもある名著である。2010/11/19

アブストラ

0
「小春日和は晩秋十一月頃」というのはおかしい。小春=初冬=旧暦十月≒新暦十一月だ。小春日和が冬の季語であることは、たいていの辞書にも出ている。2016/04/21

マープル

0
言葉に関する雑学・うんちくがどっさり。2010/10/29

トレカ番長

0
キャスティング・ボートは小舟でも板でもなくて、投票のvoteなんですねえ。2010/09/26

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