出版社内容情報
佐伯 泰英[サエキ ヤスヒデ]
著・文・その他
内容説明
梅香が漂い、霊峰富士を望む小梅村が柔らかな陽射しに包まれる頃、尚武館坂崎道場では、晴れて入門を許された空也をはじめ、多くの門弟衆が稽古三昧の日々を送っていた。そんな折り、道場主坂崎磐音宛てに、遠州相良より一通の書状が届く。時を同じくして、幕閣に返り咲いた速水左近が下城の途次に磐音のもとを訪れ…。超人気書き下ろし長編時代小説第五十弾。
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』以後、スペインをテーマにした作品を発表。99年、初の時代小説『密命』を皮切りに次々と作品を刊行、時代小説の旗手として高い評価を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
156
居眠り磐音江戸双紙「竹屋ノ渡」50巻。神保小路の尚武館再興を中心に、磐音23年間に関わる人々が登場し新たに進むそれぞれの道を見極め、そしてどてらの金兵衛さんが大往生、感激感涙の50巻でした良かったです。2016/02/17
KAZOO
144
この大長編も最後の2巻となりました。周りの援護もあったのですが将軍の一存で佐々木道場の再建がかない、様々な人物が再登場してきます。息子もいよいよ磐音の跡を継ぐ年齢になってきます。決着が今までついていなかったものとの最後の決闘やさらに昔の藩での動きがきな臭くなって、ということで最後の巻につながっているようです。まあ長い間楽しませてくれました。2016/01/09
佳音
73
病院など移動ちうに読了。うーん(*_*)相変わらず読ませるんだけど磐音一派の成長記録になってきた。あれだけ気を持たせた土子さんがあっけなさすぎる。2016/01/16
ひさか
72
2016年1月刊。文庫書下ろし。尚武館も再興し、大団円に向かってまっしぐらな巻でした。こういう話が、読みたかったです。2016/03/02
むらKみ
61
居眠り磐音も50巻目。神保小路尚武館の再興、あれから14年とは。空也の成長と金兵衛の永眠。幸吉とおそめが所帯を持つとは..時の流れを感じました。ここまで来たって感じですが最終巻を早く読まねば!。2016/03/06