内容説明
竹光で石臼をぶった斬るほどの腕を持ち「日の本一の剣豪」と謳われながらも、なぜか武田の埋蔵金探しに没頭。犬や熊とも心通わす極上の笑顔で千葉周作から遠山金四郎、はては水野忠邦ら幕閣まで振り回す謎の素浪人・中村一心斎の破天荒な活躍を描く。芥川賞作家・高橋三千綱が放つ傑作時代小説、期待の第一弾!
著者等紹介
高橋三千綱[タカハシミチツナ]
1948年大阪府生まれ。サンフランシスコ州立大学、早稲田大学をいずれも中退の後、新聞記者となって活躍。1974年『退屈しのぎ』で第17回群像新人賞を受賞、翌年から執筆活動に専念し、1978年『九月の空』で第79回芥川賞を受賞。ゴルフなどの漫画原作や時代小説も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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