出版社内容情報
日本橋にある大店の薬種問屋のひとり娘、お小夜。小町娘と呼ばれる容姿を持ちながら、なぜか嫁ぎ先から出戻っているお小夜が、何を思ったか仲間を集めて世直しを始めようと動き出す。書き下ろし長編時代小説、新シリーズ。
内容説明
日本橋にある薬種問屋開隆堂のひとり娘お小夜は、一度武家に嫁いだものの出戻ってきて以来、何不自由なく下谷の別邸に住んでいる。「出戻り小町」と噂されるほど美しく聡明なお小夜が、何を思ったか三番手代の勇助を巻き込み、馴染みの船頭伊吉の操る舟を拠点に「世直し」をしようと動き出した。書き下ろし長編時代小説、期待の第一弾。
著者等紹介
早瀬詠一郎[ハヤセエイイチロウ]
1952年、東京生まれ。学習院大学経済学部卒。岡本紋弥の名前で、男女の色恋を謳う江戸時代からの古典芸能浄瑠璃「新内」の継承者の一人であり、脚本・放送作家としても商業演劇やテレビ番組の台本を多く手がける。現在は意欲的に時代小説に取り組み、江戸の男女を活き活きと描く作風が期待されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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