内容説明
小梅村にある水戸徳川家下屋敷で、深川の芸者や幇間を招いての桜の宴が催されることになった。攘夷派の動向を探るため、馴染みの芸者小まんの助けで幇間に化けて侵入した調半九郎は、一連の騒動の元凶・里見典膳が、半九郎とは別に潜入していた隠密を斬殺するのを目撃する。書き下ろし長編時代小説、好評第七弾。
著者等紹介
早瀬詠一郎[ハヤセエイイチロウ]
1952年、東京生まれ。学習院大学経済学部卒。岡本紋弥の名前で、男女の色恋を謳う江戸時代からの古典芸能浄瑠璃「新内」の継承者の一人であり、脚本・放送作家としても商業演劇やテレビ番組の台本を多く手がける。現在は意欲的に時代小説に取り組み、江戸の男女を活き活きと描く作風が期待されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。