双葉文庫
母親捜し承り候―天神坂下よろず屋始末記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 314p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784575664546
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

萬屋承ノ助は、面倒をみているお千・万吉姉弟の母親捜しの資金づくりのため、実父である上館藩藩主・竹平能登守広房に会いに十八年ぶりに上館の城下に入った。偶然にも、その日は妹・松姫の結納の日で、こんな日に世継ぎ問題で騒動を起こしたくない承ノ助であったが、厳重な警備のためにその身分を知られてしまう。書き下ろし長編時代小説、好調第三弾。

著者等紹介

沖田正午[オキダショウゴ]
1949年、埼玉県生まれ。埼玉県立与野高校卒業。グラフィックデザイン、販促用ゲームデザイン、企画プランナーとして活躍後、2006年『丁半小僧武吉伝 賽の目返し』で作家デビュー。その後は意欲的に時代小説を執筆中。軽妙な中に温かみのある独特の筆致でファンを増やしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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とし

113
天神坂下よろず屋始末記「母親捜し承り候」3巻。二人の子供の母親捜しの為の資金作りに、実父上館藩藩主へ直談判に、結果は周り廻つてお千と万吉は承ノ助さんが養う事に、良かったのかな~。2016/01/25

nyaboko

3
藩が支払うハズの1万両のうち2千両が足りなかったため、お遣いに行くことになった藩の隠し子。もうこれで隠し子騒動は終了なのかな? そしてお千と万吉との三人暮らしももう終わりと思いきや、やっぱりつづいてほっとした(子供二人には気の毒だけど) スラスラと読める軽いお話。2012/10/24

ソババッケ

1
シリーズ3作目。お千と万吉の父親は、寄場からの逃亡を企てた罪で、永の遠島とやなってしまった。これで1年間預かる予定が、先に延びてしまった。万吉は母親を恋しがる。承ノ助は母親を探し出してやろうと決め、その資金づくりのために、実父である上館藩主に会いにゆく。藩が利曾奈屋へ支払うべき2千両の催促が実現すれば、その謝礼の金が入るとの目論見。ことはうまく運び母親は見つかるが、日本橋の酒問屋の後妻に納まっていた。主は引き取ってもいいといっているようだが、先妻の子供もいて、結局はそのままということに。★3.22013/01/04

ロックイ

0
話の筋道が行ったり来たりするので少々面倒臭い。承ノ助の優しい部分は、優柔不断や女々しさも含んでいるのがよく分かるので苦笑いするしかない。もう少し肝が座った主人公なればスカッとするのに…2014/09/21

ひさか

0
3巻め。 毎度の毒にも薬にもならない、とぼけたお話。 それが沖田さんの持ち味です。 村上豊さんの表紙絵が良いです。2012/06/13

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