内容説明
微禄の御家人・朝比奈幻八は聞き耳幻八の異名を持つ読売の文言書きだ。このたび江戸の別嬪番附を出すことになり、阿部川町の板元・玉泉堂の主人仲蔵と女の品定めをした帰り道、助けを呼ぶ声を耳にする。血塗れの男は、望侘藩江戸留守居家老・若林頼母と名乗り、幻八に用心棒になってもらいたいと懇願する。書き下ろし長編時代小説、待望のシリーズ第二弾。
著者等紹介
吉田雄亮[ヨシダユウスケ]
1946年、佐賀県生まれ。雑誌編集者を経てフリーライターに。ノンフィクションを手がけ、映画化、テレビ化された作品も多い。2002年、『修羅裁き 裏火盗罪科帖』を発表し、時代小説作家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。