内容説明
旗本・津田帯刀の娘で銀杏屋敷に住む志希に縁談が持ち上がった。相手は四十一歳の京の身分のある公家で、志希を描いた錦絵を見て、気に入ったらしい。妾腹で目の悪い娘が公家に縁づけるとあって、帯刀は乗り気だったが、銀杏屋敷の住人たちは喜びよりも淋しさと不安に落ち込む。好評シリーズ第三弾。
著者等紹介
築山桂[ツキヤマケイ]
1969年、京都府生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得。日本近世史の研究論文を発表しながら時代小説を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あかんべ
5
好きなシリーズ。各キャラがいい。志希様、お輿入れか!相手も悪い人ではないが、年が離れていて、うーんという感じだったが、結果オーライ。公家の姫も年を経ると江戸の女になるんですね。2013/10/08
弓月紺
1
誰が神隠しに遭った公家の御姫様なのかは序盤ですぐわかったけど、それでも切ない展開だったー。しかし志希も御嫁に行くこと無くいつもの銀杏屋敷が戻ってきたようだけど…続きがないのが悔しいです…orz私的にお気に入りキャラな瀬田の今後とか割と気になってたのに…!2010/09/28
しろうさぎ
0
ほろりとするいい話2009/06/20