双葉文庫<br> 誉生の証明

電子版価格
¥627
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

双葉文庫
誉生の証明

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575519846
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



森村誠一[モリムラ セイイチ]
著・文・その他

内容説明

多数の死者をだしたスキーバスのダム転落事故から生還した四人の男女。それぞれ失意の過去を持つ彼らは、これを奇貨として「誉生荘」と名づけた八ヶ岳の山荘で共同生活を始める。事故の犠牲者の妹も加わった五人での生活は順調だったが、近隣に新興宗教の施設が建設され、突然立ち退きを要求される。さらには、夜間に銃声が聞こえたり、迷彩服を着た正体不明の集団や暴力団の影がちらつき、誉生荘は執拗な嫌がらせにあう。五人は、名誉ある余生を送るための拠点を守るべく敢然と立ち向かう。著者渾身の社会派サスペンス。

著者等紹介

森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年埼玉県生まれ。10年間のホテル勤務を経て、69年『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞、73年『腐蝕の構造』で第26回日本推理作家協会賞を受賞する。2004年には作家生活40周年を迎え、第7回日本ミステリー文学大賞を受賞する。2011年『悪道』で第45回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yomineko@猫と共に生きる

69
スキーバス転落事故で九死に一生を得た4人が共同で生活を始める。余生を誉れで生きるという思いを込めた「誉正荘」に暮らすがここに韓国の!!!新興宗教の魔の手が襲い掛かる!!!時代の正鵠を得た内容。ホームレスに実弾射撃して辻斬りを試みる等残虐の限りでたとえ小説でも虚しく悲しすぎる😢蜜蜂の攻撃にスカッとする。2022/08/13

羊姪

4
多数の死者を出したスキーバス転落事故の、生き残り4人が、八ヶ岳の山荘「誉生荘」で共同生活をすると話でした。 それぞれの過去があり、山荘での生活がそれぞれの過去とまた向き合わせる展開、、と思いきや、近隣に暴力団が引っ越してきて、無武器で立ち向かう話になり、自分が想像していた話とは違った方向に進んだものの、それはそれで楽しめて読めました。

wankousan

2
森村誠一氏ならではの小説だった。タイトルは忘れたが同じような小説を読んだことがある。突っ込みたい処も多いけれどやっぱり彼の作品は面白い。2020/04/10

ひつじパパ

2
有働の人を再生させる力は凄いと思った。一見、登場人物も均等に描かれていて、主人公は誰?と思ってしまうが、誉生荘を取り仕切る有働こそ主人公である。各々が前半生を洗い流して、勇気を持って後半生を開き始める。その善性と前に進もうとする力をあたえて育ててくれるのが、誉生荘であり、ひいては、陰でそっと暖かく見守っている父のような存在の有働である。私もこうゆう場所があるなら、俗世間を洗い流して共同生活のなかで、自分のいい部分を育て磨いていきたい。2019/08/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11674191
  • ご注意事項