内容説明
高校の英語教師だった仲村康平は、同僚の女教師との不倫から離婚し休職せざるを得なくなった。落ち込んでいた康平に、三年前の教え子・川島由季が、実家の温泉旅館に静養に来ないかと誘ってくる。由季の母が女将をしている宿の離れに滞在し、祭りや打ち上げ花火を見物したりしながら、康平の心は母娘の間で揺れる。書き下ろし長編回春エロス。
著者等紹介
霧原一輝[キリハラカズキ]
1953年愛知県生まれ。早稲田大学文学部卒業。関東の地方都市に住み、エロスを追求しながらさまざまな文筆業を続ける。大人の紳士が堪能できる上質の官能小説を目指して活躍中。『蜜楽さがし』(双葉文庫)が「この文庫がすごい!2010年版」で官能文庫大賞の銀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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古本虫がさまよう
1
40代半ばの教師が主人公。20代の同僚女教師との浮気が発覚し離婚。さらに「失職」。心の痛手を受けたところに、教え子が温泉宿をやっているからと長逗留することに。その母親(義母)が女将。 当然、まずは女将、そして仲居。娘…。さらには、かつての教え子が温泉宿にやってきて、先生を励ます会をやったら、夫の浮気に悩む元教え子とも……。私も一回は浮気をして、スッキリした形でやり直したいから、先生、お願い、抱いてチョンマゲと‥‥。なんのことはない…。葛藤という名の浮気癖満開の一冊。暇つぶしとしては手頃な一冊でした。?2019/03/29