内容説明
大学に合格して上京し、５月病に取りつかれて最悪の気分になっていたぼくは、天使のように清楚な高校生レイちゃんを見かけ、密かに彼女をピープするようになる。レイちゃんには大学生のミキ姉さんがいて、双眼鏡で姉妹の部屋を眺めるだけのぼくだったが…。表題ほか１編を収録した、館淳一幻の復刻コレクション。
著者等紹介
館淳一［タテジュンイチ］
１９４３年、北海道生まれ。日大芸術学部放送学科卒業。芸能記者、別荘管理人、フリー編集者を経て、１９７５年『別冊ＳＭファン』にハードバイオレンス小説『凶獣は闇を撃つ』を発表しデビュー。爽快感のあるスピーディな文体、現実味のあるストーリーの組み立ては、従来のＳＭ小説のイメージを打破し、後継者に多くの影響を与えた。日本推理作家協会、日本文芸家クラブ会員。著作は１２０冊を越える
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