内容説明
製薬会社に勤務する夫の進也から、接待先の病院の老院長に抱かれてくれと迫られた悠美。愛情の欠片もない態度と理不尽な物言いに、夫との離婚を決意して指定されたホテルに赴いた悠美だったが、部屋に現れたのはたった一度のキスで別れた高校時代の恋人だった。愛と肉欲の狭間で揺れる女たちを描いた傑作官能短編集。
著者等紹介
藍川京[アイカワキョウ]
熊本県出身、福岡女子高校卒業後、現代文芸研究所の田端信氏に小説の指導を受ける。1989年、作家デビュー
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