内容説明
丸の内産業の企画開発課長、江見慎介はホテルでの情事の最中に、相手の監査役、三船保子から奇妙な依頼を受けた。名器の女を探して欲しいの、と。かくて恋人容認の「名器狩り」は開始された。可愛い男に極楽任務を与えた女監査役の目的は何か。考えるより先に、この任務に邁進する慎介であった。だからこそ彼の手中には社内の極秘リストが…。
著者等紹介
南里征典[ナンリセイテン]
1939年、福岡県生まれ。19年間にわたる新聞記者生活のあと、『鳩よ、ゆるやかに翔べ』『獅子は闇にて涙を流す』で文壇デビュー。以後、冒険小説、社会派バイオレンス、伝奇ロマン、推理小説と意欲的な創作活動を続けている
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