裸の巨人―宇宙企画とデラべっぴんを創った男 山崎紀雄

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裸の巨人―宇宙企画とデラべっぴんを創った男 山崎紀雄

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575312911
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報



阿久真子[アク マコ]
著・文・その他

内容説明

82年創立のAVメーカー・宇宙企画と85年創刊の雑誌『デラぺっぴん』。そこに登場した美少女たちは日本中を熱狂させ、大いなる金を生んだ。伝説の男・山崎紀雄は巨万の財産を手にし、すべてを失った。長い沈黙を経たいま、彼は語りはじめる。やりたいことをやり、疾走した黄金の日々を。

目次

Prologue Black Coffee
1 Summer Time
2 Route 66
3 Sing,sing,sing
4 On the Sunny Side of the Street
5 My Favorite Things
6 Take Five
7 When The Saints Go Marching In
8 Moanin’
Epilogue Left Alone
Special Days of Wine and Roses―山崎紀雄×末井昭×中沢慎一特別鼎談

著者等紹介

阿久真子[アクマコ]
1968年、大分県大分市出身。出版社勤務を経てフリーに。音楽、旅行、グルメ、インタビュー、人物ルポ、車、書評などジャンルを問わず執筆。雑誌広告やポスターのコピー、市役所、企業やホテルなどの冊子、旅行ガイドの編集も手がける。00年、BS朝日『よしもと商店街』から脚本執筆。『SOD大賞2013』脚本賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんこい

10
英知に宇宙、メディアミックス、美少女と時代に先駆けていたとも知らないかった。バブルの時代ということを差し引いても、新しいことを始めた活気がある。倒産したとは知らなかったが、創業者一代のエネルギーはすごいと感心。次は創業者でなく会社や雑誌のことを読みたいところ。2017/10/17

古本虫がさまよう

3
「デラべっぴん」は、あまり愛読した記憶がない。1985年創刊だから、当時の僕は10代ではなく、新婚時代だったからか? 早川愛美、田所裕美子も? 秋元ともみ、美穂由紀なら記憶にあるが。「デラべっぴん」を創刊し、巨額の富を得て、時には脱税疑惑で摘発されたりと波瀾万丈の生涯を送った山崎なる人物へのロングインタビュー、そして周辺の関係者(末井昭氏など)への取材を通じて、このエロス雑誌の盛衰を追ったノンフィクション作品。壇ふみ を口説いたこともあったそうな(そんなに「美少女」?)。2017/10/28

arnie ozawa

2
印刷へのこだわりについての話は驚き。プロは我々が気にしていないところに死ぬほどこだわっていて、でもそれは多分ちゃんと伝わって結果に反映されるんだな、と勇気づけられた。そしてそれ以外のでたらめさにはあきれた。2019/11/16

ちゃーりー

2
芸術をエロへ昇華させた宇宙企画と英知出版。デラべっぴんの、あのクオリティと、宇宙少女の、あの綺麗さ、当時は驚きました。その舞台裏で活躍していた当事者たちの様子から、だからこその、クオリティと綺麗さだったのかと、納得しました。さらに、なぜ手に入りにくくなり、最後は姿を消してしまったのか、当時はよく分からなかった事情についても、分かりました。"モロ"ではないからこその価値が、当時はあったと思います。 ---2017/9/30追記--- 27日、プレイボーイ創刊者、ヒュー・ヘフナーが91歳で老衰により死去。2017/09/13

Aqurax

1
「べっぴん」「デラべっぴん」でアダルト雑誌の革新を行い「宇宙企画で美少女AVを創生した山崎紀雄氏。エロではなくエロスを標榜した彼が拘ったのは印刷後の”肌の色”と股間の皺(笑)。だが、大手印刷会社とやりあって極めた肌の色や質感はその後の日本のグラビアの質向上に大いに貢献したとは、この本を読むまで知る事のなかった事実だった。そして、それは絵画を愛し、芸術家志望だったからこその結果だったに違いない。2019/05/01

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