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うき世櫛

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  • サイズ B6判/ページ数 284p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575240009
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報



中島 要[ナカジマ カナメ]
著・文・その他

内容説明

十五にして両親を失った結は、長屋で首を括ろうとしたところを元芸者の女髪結い・お夕に救われた。ほかに生きる道のない結は、自らの不器用さを恨みながら、お夕のもとで修業に励む。だが、贅沢を戒めるお上は、女髪結いの取り締まりを厳しくするばかり。はたして師弟は江戸の女の幸せを守りぬけるのか!?

著者等紹介

中島要[ナカジマカナメ]
早稲田大学教育学部卒業。2008年に「素見(ひやかし)」で第2回小説宝石新人賞を受賞。若き町医者の成長を描いた長編『刀圭』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

初美マリン

92
まだまだ未熟すぎる弟子本当にわけしりの髪結い師匠が、織り成す江戸情話、はなから諦めるなといいながら女の味方であろうとする師匠格好いい‼2018/10/04

とし

83
両親を亡くし天涯孤独になった結、首を括り死のうしたときに、女髪結いのお夕に助けられ、髪結いの道で生きて行こうと決めた結の成長物語。師匠のお夕に、髪結い事は勿論教えられ世間の事も教えられ少しずつ成長していくが、成長過程の途中で物語終わってしまった感じがしますね。 2020/05/22

美月0217

42
ちょっと読み終わりまで時間がかかってしまった…中島要さんの本なのに珍しい…何が…と言うわけでもないけど、ちょっと、主人公が好きじゃないからかも…(苦笑)お夕はいいんだけどねえ…2016/11/23

ドナルド@灯れ松明の火

39
設定はいいのだが、なかなか主人公たちが動き出さない。元芸者で髪結いをしているお夕の顔の傷は最後に明かされるが、禁じられた女髪結いがどうやって生きていくのかのストーリーが弱い。お夕に助けられ髪結いを目指す結も成長が遅々として進まない。天保の改革で逼迫した庶民の生活を描きかったのか?立ち上がりがスローペースなのでシリーズ化を狙っているのかもしれない。2017/02/20

たんぽぽ

35
中島作品の割にはう〜ん、主人公に魅力を感じない。 結のような娘が身近にいたら苛立ってしまうかもしれないなぁ。 時代の空気が重苦しくて暗いせいなのかなぁ…。 歴史的な素養がないのでなんとも言えないんだけど、いろいろな小説を読むたびに、鳥居耀蔵が嫌いになってしまう。2016/12/01

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