出版社内容情報
戦国武将たちの人間像と人生の決断を描く。
一瞬の油断も許されない乱世にあって、危急の場を迎えた武将たちは、何を考え、どんな決断をしたのか。人間像と背景を鮮やかに描く。
戦国時代、武将たちはつねに闘いの日々にあった。それは戦場での闘いだけでなく、政治面で、または人間関係において、駆け引きや騙しあい、したたかな戦略などを常にめぐらしていたからである。その判断を誤れば命の保証はない。
▼本書では、個性豊かな戦国武将たちを取り上げ、彼らが人生の転機を迎えたとき、何を考え、どんな決断をしたのか、また、その時代背景や武将たちの信念、人間的魅力について描き出した。
▼中国一円を治めた毛利元就の人生は、数々の謀略によって築かれたものだった。領土を獲得することに執着しなかった稀有な大名・上杉謙信の人生観とは…? 秀吉をして「自分の死後天下を取る男」と言わしめた黒田如水は、関ケ原合戦をどう見ていたのか? 信長、秀吉、家康など時代を創り出した大人物から、きらりと光る魅力を持った名将まで。歴史好きの人も、そうでない人にも楽しめる歴史読み物。
●北条早雲
●毛利元就
●武田信玄
●三好長慶
●明智光秀
●蜂須賀小六
●宇喜多直家
●上杉謙信
●織田信長
●細川幽斎
●島津義弘
●豊臣秀吉
●前田利家
●本多正信
●鍋島直茂
●佐々成政
●徳川家康
●黒田如水
●後藤又兵衛
●蒲生氏郷
●片桐且元
●石田三成
●直江兼続
●加藤清正
●伊達政宗
●結城秀康
●豊臣秀頼
内容説明
一瞬の判断が生死を分ける戦国時代。名将たちはいかに行動したか。
目次
北条早雲―一介の牢人が開いた乱世
毛利元就―一にも二にも権謀術数!中国の覇者への壮絶な日々
武田信玄―慈悲深さと冷酷さを併せ持った観察眼
三好長慶―「下克上」の代表的人物
明智光秀―怨恨か、陰謀か?本能寺で信長を討った理由
蜂須賀小六―秀吉を天下人へと押し上げた誠心誠意の嘘
宇喜多直家―義理のかけらさえ見られない非道の一生
上杉謙信―領土を欲しがらず、義理堅く、信仰心の篤い正義漢
織田信長―用心深くて粘着質、強い相手にはへりくだる
細川幽斎―芸は身を助く。古今伝授者として救われた命〔ほか〕
著者等紹介
戸部新十郎[トベシンジュウロウ]
大正15(1926)年、石川県七尾市生まれ。早稲田大学政治経済学部中退、北国新聞社の記者を経て、文筆活動に入り、歴史を題材とした数々の著作を残す。2003年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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