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痛みだけの改革、幸せになる改革―「迷路」から抜け出すための経済学

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569622132
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0030

出版社内容情報

この「改革」はどこかおかしくないですか?

全くビジョンのない、袋小路的な構造改革では決して日本は救えない。改革の行方を明快に描ききり、あるべき未来を構想する希望の書!

痛みに耐えて頑張っても、果たして幸せになることができるのか? 小泉改革は、何か変だぞ? そんな思いを多くの日本人が感じ始めている。しかし、それがなぜなのか、これまで明確には知ることができなかった。本書は、その疑問に真正面から答え、本当に目指さなければならない改革の方向性を明らかにした一冊である。

▼まず第一章では、小泉首相が掲げた、様々なキャッチフレーズの問題を解明する。歴史的な視点や経済社会の本来的なあり方についての考察など、原点をきちんとふまえた議論で、明晰に現在の政策が覆されていく知的刺激を味わうことができるだろう。また、第二章では、どのようにして「構造改革」と「景気回復」を両立させるのか、その原理を解説し、第三章では、日本はどのような社会を目指して構造改革すべきなのかを力説していく。

▼改革への常識の迷路から脱け出すための、まさに目からウロコが落ちる、夢ある未来への処方箋である。

●第1章 構造改革はなぜ迷路にはまったのか!? 
●第2章 “構造改革”と“景気回復”は同時にできる! 
●第3章 構造改革のあと、日本は“希望の島”になる! 

内容説明

小泉改革は、何か変だぞ?と感じる理由がはじめてわかった!「痛み」に耐えてガンバっても、日本人は幸せにはなれない!目からウロコが落ちる、夢ある未来への処方箋。

目次

第1章 構造改革はなぜ迷路にはまったのか!?(構造改革は歴史の峠で起きる;競争社会から協力社会へ;日本の構造改革の特殊性;財政危機はなぜ生じたのか)
第2章 “構造改革”と“景気回復”は同時にできる!(社会全体をトータルにつくり替える;二つの社会的ネットを張り替える;とりあえず債務管理型の国家をつくる;税金に対する意識を高める)
第3章 構造改革のあと、日本は“希望の島”になる!(「他人の成功が自分の成功になる社会」になる;「失敗を恐れずにチャレンジできる社会」になる ほか)

著者等紹介

神野直彦[ジンノナオヒコ]
1946年、埼玉県生まれ。81年、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。大阪市立大学助教授、東京大学助教授を経て、現在、東京大学経済学部・大学院経済学研究科教授。専攻は財政学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。