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脱「官僚主義」―欧米の行政に革命を起こした「リインベンション」とは何か

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  • サイズ B6判/ページ数 492p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569618784
  • NDC分類 317.9
  • Cコード C0030

出版社内容情報

欧米での行政改革の事例や方法を紹介する本。

アメリカ及び先進国における行政改革の事例、具体的方法について詳説した一冊。今後のわが国の行革や、組織改革のヒントがここにある。(PHP総合研究所副主任研究員 小峯弘靖、メリーランド大学大学院博士課程 前嶋和弘訳)

小泉内閣が進める構造改革の主軸には、「小さな政府」「スリム化した行政府」が位置付けられている。しかし、過去何度も行政改革が試みられたが、(国鉄などの民営化を除けば)目に見える形での実績はあまりない。優秀な官僚たちによって改革案は、ことごとく葬り去られている。

▼だが、欧米諸国の一部には行政改革の成功事例がある。本書では、財政難、不況という環境の中で、理想とする行政府をつくりあげるための具体的な処方箋を描いた。つまり、行政府をどのレベルで改革し、どのような戦略を使い、その戦略を進めていく上で、どのツール(道具)を使ったらいいかが提示されている。事例として、米国、カナダ、英国、オーストラリア、ニュージーランドなどでの成功例、失敗例が検証されている。公共部門のご意見番である著者二人によって描かれた行政改革者たちの闘いは、まさにドラマといってもいいだろう。

●序章 アップヒル・バトル市の苦悩 
●第1章 政府のDNAを変える五つの戦略 
●第2章 改革の対象に合わせた戦略をつくる 
●第3章 戦略を効果的に活用する改革の心構え 
●第4章 核心戦略――目的を明確にする 
●第5章 結果戦略――信賞必罰の導入 
●第6章 顧客戦略――顧客が主役の改革を 
●第7章 管理戦略――権限移譲のススメ 
●第8章 文化戦略――起業家的文化を育てる

内容説明

本書では、財政難、不況という環境の中で、その理想とする行政府をつくりあげるための具体的な処方箋が書かれている。すなわち、行政府をどのレベルで改革し、どのような戦略を使い、そして、その戦略を進めていく上で、どのツール(道具)を使ったらいいかが提示されている。

目次

序章 アップヒル・バトル市の苦悩
第1章 政府のDNAを変える五つの戦略
第2章 改革の対象に合わせた戦略をつくる
第3章 戦略を効果的に活用する改革の心構え
第4章 核心戦略―目的を明確にする
第5章 結果戦略―信賞必罰の導入
第6章 顧客戦略―顧客が主役の改革を
第7章 管理戦略―権限委譲のススメ
第8章 文化戦略―起業家的文化を育てる
第9章 リインベンションする勇気

著者等紹介

オズボーン,デービット[オズボーン,デービット][Osborne,David]
アルバート・ゴア副大統領が代表となっていた行政改革運動「ナショナル・パフォーマンス・レビュー」の上級アドバイザー。同レビューの第一回報告書(93年)の執筆者でもある。現在、公共戦略グループのマネージング・パートナー。リインベンティング・ガバメントの指導者として、さまざまな公共部門のコンサルタントを行っている。海外では、英国、ブラジルで顧問を務める

プラストリック,ピーター[プラストリック,ピーター][Plastrik,Peter]
ミシガン州商務局主席局次長、官民のパートナーシップであるミシガン戦略ファンド代表を経て、現在、オンパーポス・アソーシエイツ代表を務める。公共機関、非営利組織のコンサルタントを行っている

小峯弘靖[コミネヒロヤス]
PHP総合研究所副主任研究員。1964年東京都生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒業後、松下政経塾入塾(第10期生)。シラキュース大学マックスウェルスクール公共行政学修士課程修了。ハーバード・ビジネススクール、シニア・リサーチ・アソーシエイト、ポリグロット・インターナショナルを経て、PHP総合研究所入所、99年より、現職。慶応義塾大学政策・メディア研究科後期博士課程在籍

前嶋和浩[マエシマカズヒロ]
メリーランド大学政治学科大学院博士課程(Ph.D.Candidate)。1965年浜松市生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒業後、中日(東京)新聞社に入社。ジョージタウン大学並びにメリーランド大学政治学科大学院修士課程修了。現在、ワシントンコア上級研究員/チーフエディター。フリーランス翻訳者としても活動
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