出版社内容情報
自国の歴史に対する罪悪意識を強化しようとする亡国者たち。その源となっている東京裁判史観の呪縛を鋭く斬る、著者最新の評論集。
内容説明
罪悪史観の暴走が日本を滅ぼす!安易な歴史理解の迷夢を断つ最新評論集。
目次
序章 欺かれた人々―「無条件降伏」論争以後二十年
第1章 謝罪の思想を糺す―国会決議、その動機の不純と結果の害悪
第2章 忘れられたままの「主権回復」―昭和二十七年四月二十八日の意味
第3章 「漢奸」の精神病理―分裂病者が蹂躙する日本の教育
第4章 国益を損ふ者―隣国からの内政干渉を断ち切る法
第5章 未だ解けぬ「神道指令」の呪縛―愛媛玉串料訴訟の最高裁判決を読む
第6章 昭和天皇と東条英機―発掘された獄中手記の意義
第7章 法廷の米人弁護人達―発掘された「東京裁判」弁護側資料
第8章 アメリカ大衆小説の日本像―トレヴェニアンとは何者なのか
第9章 「善隣国宝」論
第10章 二十一世紀を迎へて東アジアからの発言―西欧個人主義の文明が行きづまる中で、東アジアの民が訴へる哲学とは何か
第十一章 新しい「アジアの哲学」は可能か―「欧米的価値観」は動揺してゐる