内容説明
1960年代から70年代、幻想芸術、魔術、秘密結社、神話学、オカルト、マニエリズム、デカダンスといったものを次々と言及し、暗黒と異端、耽美と幻想の啓蒙家として、わが国の戦後文化史に特異な位置を占める渋沢龍彦の世界を、友人のさまざまな視点から紹介。
目次
七年後に
渋沢龍彦邸の時間と空間
「滞欧日記」より
オマージュ渋沢龍彦
サロン、庭園、書斎
ユートピアの変貌
このめずらかな生涯曲線
渋沢龍彦と美術―ロビンソン夫人の輪舞は悪循環
シブサワ博物誌印象記
イタリアの渋沢龍彦
渋沢龍彦主要著作初刊本書影
オマージュ渋沢龍彦