• ポイントキャンペーン

糸で描く―ファブリック・ピクチャー

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ キガイ判/ページ数 119p/高さ 33cm
  • 商品コード 9784568140712
  • NDC分類 594.2
  • Cコード C3072

内容説明

感動が言葉で綴られて詩が生まれ、糸で綴られてファブリック・ピクチャーが生まれる。絵具を画面にぶつけるように、糸で感動を描く。新しい分野の絵として「Poem in Thread」と世界に紹介され、「コロンブスの卵」と評された著者の作品集。

目次

楽しい季節
季節の中を流れる(秋)

中庭を囲む家達
坂のある町
田園―緑の中で
緑野
時はゆるやかに
遠い時間
静かに秋が〔ほか〕

著者等紹介

森麗子[モリレイコ]
1921年(大正10)3月6日静岡市に10代続く旧家の萩原鶴次郎(父)、沢(母)の長女として生まれる。’38年旧・東京府立第三高等女学校(現・東京都立駒場高等学校)卒業。在学中、特に選ばれて皇后陛下に詩を献納する。’41年旧・東京女子高師範学校(現・お茶の水女子大学)を戦時繰上卒業。在学中、再び選ばれて皇后陛下に絵を献納する。’42年4月より1年間、旧・静岡県森町高等女学校(現・静岡県立森高等学校)に勤務。’43年4月~45年12月まで旧・静岡高等学校(現・静岡大学)で生物学研究室に勤務するとともに旧・静岡女子薬学専門学校(現・静岡女子大学)で化学を教える。この間、’45年6月の静岡大空襲で家財や研究記録を焼失する。’45年12月のちに東京大学名誉教授となる科学者・森芳郎と結婚し東京に移る。夫の強いすすめもあって結婚後も独創的な仕事をめざし、糸で描くファブリック・ピクチャーを始める。’67年文化服装学院が服飾から独立した手芸科をもうけるにあたり、招かれてそこで刺繍、染め、プリントなど広く創作手芸を4年間指導する。この間、夏休みを利用して北欧に行き、スウェーデン王立美術工芸学校の教授であり、テキスタイル・デザイナーであるエドナ・マーチン女史に師事する。また、フレミッシュ織のセミナーに参加するなどして研鑽をつむ。以後、現在まで毎年、北欧を中心に欧米を訪れる。’70年この頃から作品を発表する。’71年ガブロム工房(Groupe des Artistes de Broderie chez Moriの略)を設立し、現在まで主宰する。’73年初めて個展を開く。以後ほぼ毎年、個展と工房展を開催し、染め・刺し・織り・アップリケなどさまざまなテクニックを感覚的に自由自在にミックスした新しい形のファブリック・ピクチャーの作品を発表して現在に至る。作品は欧米各国でも広く紹介されている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。