内容説明
本書は理工系基礎として必要な線形代数の内容を親しみやすくまとめたテキストである。記述は“具体例を通して一般論を理解できる”という方針でなされている。すなわち、行列やベクトルの正しい取り扱いと応用法の習熟に重点をおく一方、その背後にある線形性に対する感覚も自ずと培われるよう、式操作のステップごとに解説をつけるほか、例や題材の配列にも十分な工夫がなされている。17章から構成され、1つの章に1つのテーマをあてて計画的な学習ができるよう配慮されている。また各章末には理解の確認ができるよう練習問題を設け、巻末に略解を付している。
目次
行列の基本変形
連立方程式
逆行列
基本行列
行列式
行列式の余因子展開
余因子行列
1次独立・1次従属
固有値と固有ベクトル
行列の対角化・ベキ乗〔ほか〕