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ミステリー・リーグ
魔夢十夜

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  • サイズ B6判/ページ数 456p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562040193
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

ルームメイトから頼みを受けた丹崎惠が自殺した女子生徒の足跡を調べるうち、学内にカルトめいた集団があり、自殺した女性がそれに関わっていたらしいことを知る。それが引き金であったかのように事件は始まる。学校近くのホテルで生徒が変死体で発見され、さらにふたりの女子生徒が何者かに突き落とされたのだ。しかも死体は二重に折り重なっていた。いったい学院ではなにが起こっているのか。俊英が真正面から挑む渾身長編。

著者等紹介

小森健太朗[コモリケンタロウ]
1965年、大阪生まれ。82年、史上最年少の16歳で、『ローウェル城の密室』が江戸川乱歩賞最終候補作となる。89年、東京大学文学部哲学科卒。94年に『コミケ殺人事件』でデビュー。宗教、哲学からサブカルチャーまで博識を生かした作風で話題を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

39
メインの事件までの前置きの部分がすごく長く、事件の発生から謎の解明まで、あっという間でした。この本は厚さのわりに紙が薄くてページ数が多いから、枚数の関係で後半スピードアップしたのかも。ラストの謎解きに使われた論理はすばらしかった。こういうのを読みたかったんですよ! 小森さんの作品はオカルトがらみが多いけど、つくづく宗教的思い込みとは恐ろしいものだと思います。2017/06/24

そのぼん

30
高校二年生に進級してから、学校の寮に入ることになった少女。彼女がルームメイトから以前に自殺した生徒の調査をするように頼まれて・・・。なんだか不気味な表紙とタイトルですが、中身はミステリーでした。学校の中の謎を追っていく感じで、学校独特の閉鎖的な感じや不気味さみたいなものも感じました。2013/07/18

雪紫

16
再読。初読時はトリックが面白かったこともあり、恵思ってるより疑われてないよね?と凄い他人事だったけど(事件起こるのかなり遅めだし)、改めて読むと恵と接する関係者の大半が罠だと思ってるからそう見えるのであって、状況凄いやばかったわ(個人的に大好きなあの密室トリックも冷静になると・・・)!事件の根っこでめっちゃ謎残したけど、続きいつになることやら・・・(てかあの作中作「ネヌウェンラー」と設定少し違う。事件用に改編したの?)。表紙のイメージBGMはPS2のRPG「ダーククラウド」のボス「王の呪い」に流れる曲。2019/08/19

acidrain

7
長編のミステリーものは初めて読むと思う。結構、続きが気になって自分なりには早く読み終えたと思う。とはいえ、続編ものだとか調べてなかったから戸惑ったけど。この作品の売りは学内のカルト集団と折り重なる死体だろうか。カルトの方はあっさりしてたなと思ったが、転落死の折り重なる死体の意図が「はぁ」となった。 後半の犯人が一人語りするところはコナンか、と思った。事件もそうなんだけど、他人の思惑が後半はっきりした時の「あ、最初から仕組まれてたんだ」と思わせ、人って怖いなぁと感じさせるのは上手いと思った。2014/07/06

かごめ

4
題材も殺人も好みではあるけど、物語が動くのが遅くてテンポがあんまり良くないです。推理よりも犯人の告白によって明かされる事実の方が多いので推理劇はほぼないです。終わりはホラー寄り。続編だったの知らずに読みましたが不都合なかったです。2017/07/05

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