内容説明
１２、３世紀のイギリス、リチャード獅子心王の時代。統率力と義侠心、決断力、機知にすぐれ、仲間を最後まで見捨てない頼りがいのある男。いたずら好きで、負けず嫌いで、お人好しだがみなに愛される。伝説の英雄ロビン・フッドの血湧き肉踊る物語。小学校高学年から。
著者等紹介
サトクリフ，ローズマリ［サトクリフ，ローズマリ］［Ｓｕｔｃｌｉｆｆ，Ｒｏｓｅｍａｒｙ］
１９２０～９２年。イギリスを代表する歴史小説家。１９５９年、すぐれた児童文学に与えられるカーネギー賞を受賞し、歴史小説家としての地位を確立した。１９７５年には、大英帝国勲章のＯＢＥ、１９９２年にはＣＢＥが贈られている
山本史郎［ヤマモトシロウ］
１９５４年、和歌山県に生まれる。１９７８年、東京大学教養学部教養学科卒業。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻はイギリス１９世紀文学
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感想・レビュー
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NAO
84
【『男祭り』参加】名前はよく知っているのに、実はよく知らないイギリスの義賊ロビン・フッド。そのロビン・フッドがなぜ森に住む義賊となったか。どうやって仲間を増やしていったか。どんなふうにリチャード獅子王と親交を結んだか。そして、彼の最後はどうなったのか。ただ、処女作ということで、サトクリフにしてはすべてのエピソードがあっさり描かれているように思う。 アクアさんの「祝生誕１００年・フィリパ・ピアスとローズマリ・サトクリフを読む」に参加しています。2019/06/25
Die-Go
53
図書館本。イギリスの伝説的英雄、ロビン・フッドの活躍を、これまた伝説的英雄を書かせたら二人といないローズマリ･サトクリフが描く。無法者達を束ねるロビン・フッド。その集団は、弱きを助け、強きを挫く義賊だった。１人また１人と仲間が増えていくさまは、水滸伝を彷彿させる。なかなかに読みごたえがあった。★★★☆☆2019/05/12
ちえ
31
後書きでこれがサトクリフのデビュー作と知った。ロビンフッドは昔、ディズニー映画で見ていて、つい比べながら読んでしまう。獅子王リチャードが恩赦を与えてからロビンの死までの後半は、全く知らなかった部分。原書に「全年齢向け」とあるとのこと。ただローマンブリテン4部作やケルトの歴史を描いたものと比べると登場人物たちの心情に厚みが欠けてやはり子供向きかも。でもとても楽しめる読書だった。◆イベント「祝・生誕100年―フィリパ・ピアスとローズマリ・サトクリフを読む◆2019/05/03
星落秋風五丈原
11
獅子心王リチャード、その弟ジョン王の対照的な人柄、圧制の下での庶民の苦しみ。世直しのために森に住んで悪者をやっつけるロビン・フッドをはじめとする仲間達の森の中でのいきいきとした生活。2007/08/15
はせこー
9
おすすめ イギリスの伝説の英雄ロビン・フッド 各章、様々な展開が待ち受けておりワクワクさせてくれる ロビンは最初から死ぬまで英雄であった2016/11/06
