内容説明
“太平洋”を発見、世界一周をなしとげたマゼラン。それは、新世界像の発見であり、現代へとつらなる地球時代の幕開けであった。そのマゼランの地球観、背景となったスペインとポルトガルの対立の実像から、大偉業となった航海のすべてを、日誌をもとに生き生きと再現。
目次
第1章 マゼランはポルトガル人
第2章 香料諸島への道
第3章 マゼラン、ポルトガルを去る
第4章 フガー家の影のもとで
第5章 出帆まで
第6章 ブラジルに向かう
第7章 パタゴンの国
第8章 海峡発見!
第9章 太平洋
第10章 マクタン島
第11章 マルーコの島々
第12章 ビクトリア号の帰還
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yodapone36
0
五大陸の全貌を、まだ誰も知らなかった頃の話。夢がある。2016/08/02
yanapong
0
世界周航を軸とした、マゼラン詳述。読みやすい。2010/10/19
ピオリーヌ
0
今まで概略しか知らなかったマゼランの一生を把握できた。また、フィリピン等の人種構成に関しての記述は「銃・病原菌・鉄」からの知識が役に立った。マゼランはフィリピンて現地民との戦いを引き起こし殺された。正直ざまあみろという気持ちがある。キリスト教への回収を武力をもって強要し、その結果自滅した。筆者曰く「おそらく十六世紀のキリスト教徒の意識や行動には、今日の我々には理解しがたいものがあったのであろう」2018/09/07