出版社内容情報
好ましくないことが起きる可能性を本書ではリスクとし、実際に起きた好ましくない事象をクライシスとする。リスクを認識しその発生確率や発生した後の影響度を見積もったり、その対応策を計画したりすることをリスクマネジメントと言う。
専修大学商学部の4人の研究者が参集し、アジアでの異文化に関連したリスクマネジメントについて、ウェルビーイングやビジネスプロジェクト、移民、米中対立という4つの観点から論じている。
目次
第1章 異文化問題とWell‐being―アジア・ビジネスにおける異文化リスクとWell‐beingのマネジメント(リスクマネジメントの目的と役割の進化;グローバル・ビジネスにおける重要視点としての異文化理解 ほか)
第2章 日本企業の海外建設プロジェクトと『異文化の壁』―ビジネス小説家が見た実在のプロジェクトにおける異文化問題(作品の概要;仕事の慣習としての異文化 ほか)
第3章 異文化リスクの調整メカニズムとしての労働市場仲介機能(LMI)―東アジアのホワイトカラー人材の国際間移動(「グローバル就職活動」の背景と主なチャネル;労働市場仲介機能(LMI)の理論的背景と東アジアの労働市場への影響 ほか)
第4章 米中対立とチャイナ・プラス・ワン―グローバル・サプライチェーン再編とベトナム(中国リスクの概観;生産分散とベトナム ほか)
著者等紹介
小林守[コバヤシマモル]
専修大学商学部教授専修大学キャリアデザインセンター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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