白水iクラシックス<br> 希望の原理〈第6巻〉

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白水iクラシックス
希望の原理〈第6巻〉

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  • サイズ B6判/ページ数 365,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560096161
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C0010

出版社内容情報

既成性を踏み越え淡い夢を把握された希望と化す、孤高の哲学者ブロッホによる現代の黙示録。ここに「希望の百科事典」蘇る。

【著者紹介】
1885~1977年。ドイツのマルクス主義哲学者。全業績によりドイツ書籍商組合の「平和賞」を受賞。著書に「ユートピアの精神」など。

内容説明

最終第五部の後半を収録。社会思想・技術・建築・文学・音楽・美術・宗教・倫理など、広大な領域を経めぐっていま、「無神論と御国のユートピア」「究極の願望内容と最高善」の高みへと歩を進める。

目次

宗教的な秘密、すなわち、星辰神話、脱出、御国、への人間参加の増大。無神論と御国のユートピア(序論;宗祖、福音、および「神はなぜ人となり給いしか」;現実の治外法権性としての地上の核)
究極の願望内容と最高善
カール・マルクスと人間性。希望の素材

著者等紹介

ブロッホ,エルンスト[ブロッホ,エルンスト] [Bloch,Ernst]
1885‐1977。ドイツのマルクス主義哲学者。1918年の『ユートピアの精神』は、若きベンヤミンをはじめアドルノなどフランクフルト学派に多大な影響を与えた。ナチス時代にはアメリカに亡命し、戦後東独に戻るも、教条的マルクス主義から異端視され、1961年に西独に渡る。既成性を拒否する“未だ・ない”の存在論と“未だ意識されないもの”を先取りする芸術のユートピア機能を重視することにより、自然と人間とを貫く広大な領域に前人未踏の希望の哲学を切り開いた。1967年、その全業績によりドイツ書籍商組合の「平和賞」を受賞

山下肇[ヤマシタハジメ]
1920年生、1942年東京大学文学部卒、東京大学名誉教授、2008年没

瀬戸鞏吉[セトキョウキチ]
1927年生、1954年東京大学文学部卒、元成蹊大学教授、2006年没

片岡啓治[カタオカケイジ]
1928年生、1955年東京大学文学部卒、獨協大学名誉教授、2004年没

沼崎雅行[ヌマザキマサユキ]
1932年、1955年東京大学文学部卒、慶應義塾大学名誉教授

石丸昭二[イシマルショウジ]
1940年生、1966年東京大学大学院修了、お茶ノ水大学名誉教授

保坂一夫[ホサカカズオ]
1941年生、1966年東京大文学部卒、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てれまこし

9
偽善の19世紀において卓越した露悪家であったマルクス。だがマルクスの弁証法はその露悪を越えて新たな偽善、いな最高善を志向していた。インテリ化、教義化によって見失われた後者のロマン主義的側面をブロッホは唯物論と調和させ、一元的哲学を構想したらしい。だがそれはキリスト教に特権的意義を与えることによってなされた。そうはいってもそのキリスト教は異端的。他宗教との比較を経て相対化されてもいる。プロメテウスから母性的な地母神信仰にまで遡り、錬金術や神秘主義からドイツ哲学まで連なる、ドイツ的な思想遺産の復権でもある。2021/12/14

壱萬弐仟縁

7
新刊棚より拝借。250頁に工作人(ホモ・ファーベル)が出てくる。評者は経済人(ホモ・エコノミクス)が今でも株主とか投資家をそう見做しているが、ラスキンのような全人という発想はないのだろうか。全人なら、工作人や経済人の側面はあるが、ただ、それらだけでレッテルを張らない。人間、ルワンダのジェノサイドの原因を考察すると、二面性が否めない。換言すると、言行不一致、外向きの性格と、内向きの性格の齟齬である。本書の末尾には、故郷のことで終わっている。どこに帰るべきなのか。絶望的な人が多い中、希望の故郷が問われる。2013/06/25

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