出版社内容情報
関東大震災がそもそも「大正大震災」と呼ばれた理由とは何か? もうひとつの明治・大正・昭和の物語。
【著者紹介】
1973年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。NHKを退職後、首都大学東京都市教養学部助教を経て、現在、『週刊SPA!』等で取材、執筆活動を続ける。
内容説明
「大正」大震災と「関東」大震災の間。なぜ、当時の日本人はあの大地震を「大正大震災」と呼んだのか?この問いかけから紡ぎ出された、もうひとつの明治・大正・昭和の歴史。関東大震災を思想史的事件として再定義しようとする試み。
目次
序章 「大正」大震災と「関東」大震災の間
第1章 「天譴論」を巡って
第2章 漠然とした予感
第3章 叛乱する民兵―「自警団」異説
第4章 角帽兵士の蹉跌―「国民皆兵」と総力戦体制の間
第5章 大阪の輝き―帝都と「中立国」の構想
第6章 復興神話を超えて
終章 空虚な祭り
著者等紹介
尾原宏之[オハラヒロユキ]
1973年生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、日本放送協会(NHK)入局。番組制作局、福岡放送局でディレクターとして勤務。退職後、東京都立大学大学院社会科学研究科(日本政治思想史)、首都大学東京都市教養学部法学系助教を経て、現在、『週刊SPA!』等で取材、執筆活動を続ける。「明治前期の政治思想と「軍事」」で博士(政治学)取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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