出版社内容情報
大量流通と卸売市場制度の矛盾が噴出する食料流通システムの動向を国際比較の視点から追究。日本と海外の野菜、牛肉の流通、卸売市場を中心に、改革のための流通技術、労働力問題にもふれる。
目次
1 「野菜」流通と価格形成機能の変化―大量流通と卸売市場制度の矛盾
2 「野菜」海外の卸売市場―日本との比較
3 「牛肉」流通と産業構造の変化―自由化後のアメリカと日本
4 「牛肉」生産と対日輸出動向―アメリカ、オーストラリアの場合
5 「技術」流通に変化をもたらす技術革新―食料流通システム変革のかなめ
6 「労働力」食料流通システムに忍び寄る労働力不足―人手不足感緩和のなかで
補論 アメリカ「農業年鑑」にみるマーケティング―日本についての記述が多い