目次
第1章 食農教育の現代的課題(今、求められる「食のリテラシー」;「食」とは何か;戦後の食と農をめぐる変化;食農教育の現状的課題)
第2章 食農体験と食意識の形成(食意識を形成する体験活動とは;米の栽培から食べるまでの授業と食意識形成;農業体験修学旅行と子どもの食意識形成;農業体験農園における大人の「食育」効果;食農体験の可能性―子どもも大人も食農体験で変わる)
第3章 食の体験と生命認識の形成(「いのちをいただく」認識を基礎に;生産体験と子どもの生命認識;魚丸ごと―尾の調理実習と子どもの生命認識の変化;魚の調理から拡がる循環型社会への学び;「いのちを育む」ことの教育的可能性)
第4章 地域が支える食農体験と学び(地域に食農体験を取り戻すために;都市住民の農業体験授業支援と地域活動;都市農業者による食農体験支援活動;高齢者が先生の地域農園活動;小学校教育における「農業科」の試み)
第5章 食農体験の学びの展望と課題(食のリテラシー形成の土台となる食農体験と学び;戦後日本の食農教育の展開過程;食農教育をめぐる現局面;学校・地域に残された課題)
著者等紹介
野田知子[ノダトモコ]
1949年、宮崎県都城市生まれ。お茶の水女子大学家政学部家庭経営学科卒業。東京都公立中学校教諭となる。日本女子大学通信教育学部食物学科で学ぶ。2002年、東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了修士(教育)。2007年9月、東京農工大学大学院連合農学研究科修了博士(農学)。東京学芸大学・東京農工大学・大東文化大学非常勤講師などを歴任。2008年、東京福祉大学社会福祉学部保育児童学科教授(家庭科教育担当)。2009年、帝京大学文学部教育学科教授(4月1日就任)。そのほか、NPO法人畑の教室理事、産業教育研究連盟常任委員、中学校「技術・家庭科」教科書著者、「教育ファーム推進事業」マニュアル作成作業部委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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