企業ができるがん治療と就労の両立支援実務ガイド

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  • サイズ A5判/ページ数 296p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784539725375
  • NDC分類 366.99
  • Cコード C2034

出版社内容情報

【テーマ】近時注目の分野をピックアップ!
近時、がん患者の就労継続の問題がクローズアップされており、
「事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン」の発出、
がん対策基本法改正など、『がん治療と就労の両立支援』は、
人事労務管理上の一大テーマとなっている。

【執筆者】第一人者的存在が、自身の研究結果を書籍として初めて開示!
日本で初めてとなる「がん患者の復職コホート研究」を実施(2015年)。
そこで得られた知見は、多数のメディアに取り上げられているほか、
国会議員や行政等にも提供され、がん患者の病休日数、復職率、
時短制度の在り方等の研究結果に基づいて法案整備が行われている。

【書籍の内容】対応のためのエビデンスから、実務的なノウハウまでを提示!
 ・研究結果から導き出す「効果的な両立支援対策」
 ・医師だからこそ書ける「がん種別の対応マニュアル(職場で配慮すべき事項)」
 ・多くの企業での現場経験に基づく「中小企業での取組みを推進するためのガイド」

●「がん」と「企業」
●日本初「がん患者病休・復職実態追跡調査」結果から見えてきた両立支援対策
●社員ががんになった場合の実務対応
   ?がん罹患者ゼロ期/療養開始期/療養期/復職期/復職後
●企業として、がん治療と就労の両立を支援するために

遠藤源樹[エンドウモトキ]
著・文・その他

内容説明

がんの種類から推定する復職率・退職率・療養日数・勤務継続率。データから読み解く「効果的な復職支援制度」と「必要な支援期間」。対象社員ゼロ期/療養開始期・療養期/復職期/復職後…ステージ別対応実務。両立支援のための衛生管理者・産業医・社労士・産業看護職の活用法。乳がん・胃がん・大腸がん種類別「治療と就労の両立支援」のポイント。本邦初の実態追跡調査結果と産業医学に基づいて第一人者が対応急務の実務をわかりやすく解説!

目次

第1章 就労世代の「がん」患者が増えている(「がんになった社員」への対応が問われる時代;社会背景(シニアの就労割合の増加;女性の就労割合の増加;就労世代の女性のがんの増加;医療の進歩) ほか)
第2章 実態調査から見えてきた「未来のかたち」(日本初「がん罹患社員病床・復職実態追跡調査」(病休・復職コホート研究)
社員に定年まで働き続けてもらうために必要なこと ほか)
第3章 企業における「がん罹患社員」対応実務(がん罹患社員ゼロ期;療養開始期・療養期 ほか)
第4章 がん治療と就労の両立支援のために(がん治療と就労が両立しづらい状況は変わっていない;衛生管理者・産業医・社労士・産業看護職の活用が重要;法制化と偏見払拭―社会的な機運を高めよう! ほか)
第5章 これから復職を目指す方々へのメッセージ

著者等紹介

遠藤源樹[エンドウモトキ]
順天堂大学医学部公衆衛生学講座准教授。福井県大野市出身。2003年産業医科大学医学部卒業。医師、医学博士、日本産業衛生学会専門医(産業衛生専門医)、公衆衛生専門家等。国の厚生労働科学研究・遠藤班「がん患者の就労継続及び職場復帰に資する研究」の研究代表を務めるなど、治療と就労の両立支援の第一人者。2014年4月から東京女子医科大学医学部衛生学公衆衛生学第二講座助教。2017年8月から現職。主な研究テーマは、「治療等と就労の両立支援(がん・脳卒中・心筋梗塞・妊娠・不妊治療・メンタルヘルス不調と就労)」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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