内容説明
日本労働研究機構では、長期にわたり好調と言われたアメリカ経済の背景と、その中での社会変動の実態を探るとともに、雇用創出の面で注目されるいわゆるベンチャー企業の実情、そして企業の経営理念も踏まえた人材の育成・活用など人事労務管理について調査を行うため、プロジェクトを発足させた。プロジェクトチームは文献調査および現地調査を実施し、調査・研究の中間報告としてシンポジウムを行った。本書はシンポジウムでの報告内容をもとに、各報告者が書き下したプロジェクトの調査・研究の成果である。
目次
第１部 アメリカ経済と労働・雇用におよぼす影響（アメリカにおける繁栄の拡大―２１世紀における公平性を伴った成長のための闘い；アメリカ雇用市場の階層構造とその変動；アメリカモデルは日本モデルたりうるか―「滴り落ち理論」と「ベンチャー一般の育成論」の拒否）
第２部 活力あるベンチャー企業を生み出すもの（アメリカ中小企業支援制度―ジョージア州中小企業支援策にみる洞察および問題点；中小企業はジョブ・クリエイター？；成長型中小企業の人事・労務管理）
資料 日本における中小企業に対する雇用面の支援施策について―創業・ベンチャー企業向け支援を中心にして
