日文ノベルス<br> 長安殺人賦

日文ノベルス
長安殺人賦

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  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784537070057
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

七四四年、盛唐の都・長安の春。唐は玄宗皇帝の治世も三十二年に及んでいた。陽気に誘われて二人の男が、曲江のほとりを歩いていた。一人は後世に詩仙といわれた李白。もう一人は、玄宗の身近に仕える日本人阿倍仲麻呂。彼らは亭で盃を傾けながら、旧時を懐しんでいた。折から水面を渡る春風が亭を吹き抜けていく。すると、一人の男が亭に近づき、崩れるように倒れ込んだ。仲麻呂が抱き上げると、男は「昇龍…」と、謎の言葉を残して死んだ。これが事件の発端であった。阿倍仲麻呂と李白がコンビで暴く、唐王朝をゆるがす大謀略とは。書下し長篇推理。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たけはる

4
中文時代の恩師に借りました。李白と阿倍仲麻呂が唐の都長安で起きた殺人事件を解決する、というストーリーですが、ミステリというよりは、火曜○スペンス劇場とか2時間ドラマ的なノリ。探偵役の片割れ李白が途中であっさり退場しちゃったときは「ま、まじか~~~!」と思いましたが、史実に忠実に行くとそうなっちゃうんだよなあ……。犯人が大唐帝国を○○で破滅させようとしたのは「なるほど!」と面白かったです。実際あの時代の唐に○○があったたら、歴史は大きく変わっていただろうなあ……。2020/01/20

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