内容説明
果てしなき血への渇望か、夜ごと獲物を求めて彷徨する吸血鬼たち―時に死せる骸に宿り、時に異形の魔物に姿を変え、血の饗宴に酔う異界の悪魔。凄惨な殺戮と狂気で、人々を震撼させた吸血鬼の全貌を描く。
目次
1 血の戦慄
2 血の封印
3 血の渇望
4 血の真相
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よみ
8
内容としてはいつもの桐生さん、といった感じ。ただ、この本を読んでいたらfgoにて単発1回でヴラド公がいらっしゃったので、忘れられない1冊になりました。「余、吸血鬼だけどなんか質問ある?」ってことだろうか?うーむ…2019/03/23
紫
0
古今東西、世界の吸血鬼大集合! といっても、墓場に埋葬された死者が怪物になって甦るバンパイアばかりというわけではなく、異常者による猟奇犯罪あり、死人が生き返った事例あり、狼男あり、人食い怪獣あり。ベルトの魔力で変身する狼男なんて、ほとんど仮面ライダーじゃないですか。日本からも小泉八雲の『怪談』に出てくるろくろ首の事例が紹介。まあ、確かに人の血を吸う妖怪ですよね。全体に広く浅くといった内容でして、出典を挙げているものも少なく、どこまで実話が反映されているか判断がつかない点が残念であります。星3つ。2018/01/12