Rakuda books<br> 聖徳太子の陰謀―日本史を支配する巨大勢力の影 飛鳥時代~明治維新まで

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聖徳太子の陰謀―日本史を支配する巨大勢力の影 飛鳥時代~明治維新まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 230p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784537023442
  • NDC分類 210.33
  • Cコード C0221

内容説明

聖徳太子は大王か予言者か架空の人物か?「日本書紀」や太子伝説に神格化され、時の権力者に都合よく利用されていった聖徳太子―。大化改新以後千数百年にわたって、不死鳥のごとく太子を蘇生させていく巨大勢力の陰謀と謎。

目次

まえがき 今も続く「聖徳太子の陰謀」への挑戦
序章 生き続ける聖徳太子神話―太子ロマン創作の謎を解く
第1章 日出ずる処の天子とは誰か―『隋書倭国伝』が明かす九州王朝の存在
第2章 偶像化された聖徳太子の登場―『日本書紀』編纂プロジェクトの「あだ花」
第3章 聖徳太子神話はかく創られた―「十七条の憲法」と「万機総摂」の真相
第4章 奈良仏教の聖徳太子「発見」―『三経義疏』と法隆寺の陰謀
第5章 浄土祈願が甦らせた太子信仰―平安=末法の世に転生する聖徳太子
第6章 鎌倉~室町=動乱の聖徳太子像―時代がメシアとしての太子を求めた
第7章 ノストラダムス化する聖徳太子―「未来記」をめぐる四天王寺の陰謀
第8章 地に墜ちた聖徳太子像―近世儒学・国学による太子批判
終章 聖徳太子は不死鳥か―明治維新によって再びかつぎ出された聖徳太子
あとがき 神話・陰謀の終焉と疑似アイデンティティの清算

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobody

8
書名・主題は羊頭で、ダラダラとページ数稼ぎの水増しが続くのだろう、と思った通りのつくりだった。聖徳太子は日本書紀の幻想、創作だという。いなかった、とは確言しない。「無(に近いもの)」という。いやいや、無か、無に近いものかはっきりさせてもらわないと困るのである。全体の感じからどうやら後者らしい。ならば系図上で、まずはその生身の人物は誰かを比定し、しかる後にあたう限りの史料から人物像を確定するのが正攻法だが、全くその方向には向かわない。ページの大半は「太子信仰」の歴史的推移を辿るのに費やされる。いってしまえば2023/03/04

冬至楼均

0
聖徳太子が居たか居なかったかは別にして、太子伝説が拡大生産されたであろう事は納得できる。2011/09/24

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