内容説明
獄中19年、それから…極限まで純化された魂は、出所後の5年間、なにを感じ、なにを捉えたか。いま「羞恥なき時代」における国家・民族、そして人間のありようの根底を衝く。
目次
獄中一九年、それから…
朝を見ることなく―平和を願う心
民族史の本流に立って
韓国の政治犯と思想転向制度
肉体の生命を民族の命運として生きること
何が変わり、何が変わらなかったのか
開発と人権―東北アジアの場合
吉林省延辺朝鮮族自治州見聞
私の叔父さん
河内弁と記者根性
マンデラ氏の大統領就任によせて
徐勝さんが見た今の日本と朝鮮半島