出版社内容情報
ルター派分裂の危機のなかで苦悩する一人の宗教改革者。彼の歩みを克明にたどり、宗教改革運動の内的葛藤に新たな光を当てる。
目次
第1部 ルターとともに歩いたブーゲンハーゲンが辿った宗教改革への道(宗教改革者ブーゲンハーゲンの目指した教育改革―ブーゲンハーゲン自身の生き方を支えたもの;ブーゲンハーゲンの苦悩―デンマーク王クリスチャン三世に宛てた書簡から;ブーゲンハーゲンがヨナ書から学んだこと―ルターの「ヨナ書」から学び、さらに発展させたブーゲンハーゲンの「ヨナ書」理解;ルター亡き後のブーゲンハーゲンの抵抗)
第2部 ルターの運動の影響(ポーランドにおける宗教改革運動の受容;キリスト教擁護者としての皇帝カール五世についての一考察;一六世紀ネーデルラントにおける宗教改革運動;ルターの宗教改革を支えた音楽の役割;民衆本『ティル・オイレンシュピーゲル』と宗教改革運動)
著者等紹介
伊勢田奈緒[イセダナオ]
静岡英和学院大学人間社会学部教授、静岡産業大学非常勤講師。日本キリスト教団牧師。日本キリスト教学会、キリスト教史学会、キリスト教教育学会所属。2000年、ジョン・ノックスの研究のためスコットランドのセント・アンドリュース大学大学院宗教改革研究において学び、宗教改革運動の奥深さを知る。大学でキリスト教学の講義を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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