内容説明
レジリエンスとは、しなやかな強さ。アベノミクス「第三の矢」の重要な柱。経済・社会・国土の強靱化で、景気は回復し、日本経済が復活する。
目次
経済レジリエンスが成長を導く
第1部 経済レジリエンスを考える(ナショナル・レジリエンスを「計画する」―経済思想における「計画」概念の再考;経済レジリエンス研究の可能性―ハイエク、ケインズを手がかりに;経済危機下における財政・金融政策のあり方―デフレ不況と財政危機の克服に向けて;経済レジリエンス研究の系譜)
第2部 レジリエント・エコノミーの「実現」に向けて(巨大地震リスクを考慮した強靱化投資の経済合理性;レジリエンスを強めるための経済政策とは―需要を起点としたイノベーション政策(ワイズ・スペンディングに向けての試論)
レジリエント・コミュニティとは何か
サバイバルリスクを織り込んだレジリエントな国土・地域システムの構築とリスクガバナンス
社会基盤整備とレジリエンス
BCP(事業継続計画)の実質的普及に向けて)
著者等紹介
藤井聡[フジイサトシ]
京都大学大学院工学研究科教授(都市社会工学専攻)、独立行政法人経済産業研究所(RIETI)ファカルティフェロー。1968年奈良県に生まれる。1991年京都大学工学部土木工学科卒業、1993年京都大学大学院工学研究科修士課程土木工学専攻卒業、1998年京都大学博士(工学)取得、スウェーデン・イエテボリ大学心理学科客員研究員、京都大学大学院助教授、東京工業大学大学院教授などを歴任、2009年より現職。2011年京都大学レジリエンス研究ユニット長、2012年12月より内閣官房参与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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