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日本の地域間格差―東京一極集中型から八ヶ岳方式へ

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  • サイズ A5判/ページ数 230p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784535556485
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C3033

内容説明

東京の肥大化、地方の疲弊。大規模アンケート調査から見えてきたこの実態をどう克服するか。地方の中核都市を中心とした、多極型の経済・社会のあり方=八ヶ岳方式への転換を提言する。

目次

第1章 地域住民の生活意識と格差
第2章 先進諸国と比較した日本の地域間格差
第3章 住民の地域移動の要因
第4章 企業立地の地域間格差
第5章 地域間の賃金格差と貧困の現状
第6章 行政サービスの地域間格差
第7章 地域間格差がもたらす影響:健康、学力、ソーシャル・キャピタル、幸福
第8章 地域間格差の是正策:財政調整か、東京一極集中をやめるか
第9章 東京一極集中をやめる方策

著者等紹介

橘木俊詔[タチバナキトシアキ]
1943年生まれ。ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。京都大学経済研究所助教授、同教授、同経済学研究科教授を経て、2007年より、同志社大学経済学部教授

浦川邦夫[ウラカワクニオ]
1977年生まれ、慶應義塾大学商学部卒業。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。現在、九州大学経済学研究院准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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がっち

9
データを多く含み、なぜ地域間格差がよろしくないのかがよくわかる。いわばバランス問題である。地域間を考える時はバランスである。一極集中でも地方分権でもそれぞれメリットデメリットがある。その中で、地域をバランスよく成長させていかなければならない。それが地域間格差を根本とする要因である。2013/06/21

てるくんさん

1
ソーシャルキャピタルの測定はアンケート以外でどうにか調べられないのかな。もう少しコンピュータが進化したらそのうち全数調査とかやり出しそう。 内容については一極集中をやめよう。過度な集中が逆に効率性をそこなっているという内容。ただし国際競争力指数が一極集中によってそこなわれたという論証についてはデータが乏しいと感じた。(p195)震災リスクを分散させるためにも一極集中はやめようというのは同意。2013/01/10

栗林凜

0
企業が会社を立てる際に、「アクセスの良さ」、「取引先との距離」を重視する傾向が強いらしい。よって、自分は、インフラ拡張における地方創生を考えたが、インフラがもたらす弊害もまた然りであるため、ハイリスクハイリターンになる可能性が高いと思った。地方にダメージを与える政策が地方創生であるわけがないので、思考を巡らせ何が必要で、何をするのが良いのかを考えたいと思った。2016/10/26

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