内容説明
本書は、日本弁護士連合会第45回人権擁護大会(2002年10月、福島県郡山市)第1分科会「だいじょうぶ?日本の警察―いま市民が求める改革とは」のシンポジウムの基調報告書を基にして、シンポジウム当日のパネルディスカッションの要点なども加えて編集されたものである。本書では、情報公開制度により入手した資料、警察庁への照会回答、国家公安委員会・全国の都道府県公安委員会及び都道府県知事・政令指定市長らに対するアンケート、全国の公安委員及び警察署協議会委員のうちの弁護士委員に対するアンケート等の資料に基づき、それらの検証を行った。
目次
第1章 警察の不祥事(相次ぐ警察官の不祥事;主な警察不祥事の内容分析 ほか)
第2章 警察の民主的コントロールはいかにあるべきか(公安委員会の実態と問題点;警察監察制度の実態と問題点 ほか)
第3章 警察情報の公開(警察情報の公開の意義;情報公開条例と警察情報の扱い ほか)
第4章 市民生活の安全と警察(市民生活の安全の現在;警察の権限拡大の現状と市民生活の安全 ほか)