内容説明
アメリカの地位は相対的に低下。昆虫が兵器に、コメが世界の人口をまかなう。「生態」「生命」「感性」「場」が新産業のキーワード。わずか20年で想像を絶する未来がやってくる。
目次
はじめに 「メガ・トランスフォーメーション」がはじまる
第1章 メガ・トランスフォーメーションがもたらす新たな世界(世界の人口動態と世界経済;主要プレーヤーはメガ国家 ほか)
第2章 クローズアップされる技術と産業(二〇三〇年の技術と産業―「ものづくり」から「価値創り」へ;「生態」の技術と産業 ほか)
第3章 国境を越える人づくり―競争から共創へ(人づくりが経済発展の基盤に;地域連携が解消する少子高齢化問題 ほか)
終章 日本の座標軸―メガ・トランスフォーメーションへの対応(二〇三〇年の世界と日本―まとめ;日本の戦略 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
としP
8
2007年発行の未来予想本。そして、現在2023年2月。2030年まであと7年あるものの、まぁ、当たらないね。いかに未来予測が難しいかが分かる。昆虫が兵器になることもなければ、コメが世界を救うこともなさそうだ。2023/02/21
charmie brown
4
勉強になった。 ①今まで着目されてこなかったソフトが重んじられるようになること。人に感性を提供すること自体が産業になる事や、企業のものづくりだけではなく、ブランドや情報で世界とコミュニケーションをとることが重要になる。 ②歴史的視点も、こうした市場予測に役立つ点とわかった点。数々の専門を持つコンサルタントの分析が入っているが、日本人を歴史的にさかのぼって分析することで、元々日本人が国際社会でプレゼンスを出せてた潜在力を加味していた。(外来文化を受け入れつつもオリジナルの文化作れる民族)2014/01/18
Akiro OUED
2
2007年2月発行。未来予測の精度をチェックしてみた。登場しない単語:シェールオイル、AI、IoT、スマホ等。2030年に中国と日本のGDPが同規模になる。大外れ。当時、空港の液晶ディスプレイも、太陽光パネルも、大半が日本製だった。クルマは健在だけどね。でも、5年後は闇の中。2020/10/29
Tom Zacky
1
2007年2月に発売。 帯に『わずか20年で想像を絶する未来がやってくる』と。。。 わずか1年半後にリーマンショック&4年半後に欧州最大の危機。。。 まったくこんなの予測できねーよ!www 2011/12/10
メルセ・ひすい
1
8-36 赤128 テレビは「見る」テレビから「感じる」テレビに脱皮するだろう? 21世紀は「感性産業」・感性技術をみがいて精神的な豊かさが求められる。と言うが、オントウデスカ? もっと肝心なことが死ぬほどアルンジャナイノ?? 三菱総研・日経さん! わずか20年で想像を絶する未来がやってくる…。日本の人口は現在より1000万人減少、中国は超少子高齢国家へ。2030年の日本と世界の経済社会像を大胆に予測する。 2007/04/16