出版社内容情報
日本経済再生の処方箋は、エコノミストによって大きく異なり、俗説、奇説、珍説が飛び交っている。本書は重要問題について世間に流布しているこれらの説を具体的・実証的に検討しながら、正しい考え方を提示する。
内容説明
中国は日本経済の脅威、銀行の復活が経済再生に不可欠、人口減少で将来は暗い、アジアに円圏をつくれ―これらエコノミストの主張を徹底論破。
目次
第1章 中国は日本経済の脅威なのか
第2章 統合は平和と繁栄をもたらすのか
第3章 市場は暴走するものなのか
第4章 デフレは生活コストを下げるよいものか
第5章 銀行が復活しないと日本経済は再生しないのか
第6章 地方経済は中央からの援助がないから衰退したのか
第7章 人口減少で日本の将来は暗くなるのか
第8章 専業主婦のいる家族が伝統的な家族なのか
終章 経済学を知ろうとしないエコノミストたち
著者等紹介
原田泰[ハラダユタカ]
1950年、東京生まれ。1974年、東京大学農学部農業経済学科卒業。同年、経済企画庁入庁。経済企画庁国民生活調査課長、同海外調査課長、財務省財務総合政策研究所次長などを経て、現在、内閣府経済社会総合研究所総括政策研究官
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