日経プレミアシリーズ<br> 英EU離脱の衝撃

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日経プレミアシリーズ
英EU離脱の衝撃

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  • サイズ B40判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532263218
  • NDC分類 333.7
  • Cコード C1233

出版社内容情報

世紀の誤断か、英断か? まさかの意思決定が世界経済を翻弄する! 前代未聞の事態の背景と影響を欧州を熟知した日経記者が解明。冷静な判断を下すかと思われた英国民投票がまさかのEU離脱。なぜここまで国民の意識は反EUに駆り立てられていたのか? 後任の首相となった保守党のメイ氏は離脱派のリーダーンであるジョンソン氏を外相に指名。ドイツ、フランス、EUとの虚々実々の駆け引きが始まっている。

英国はパンドラの箱を開けてしまったのか。安易な決断はEUのみならず世界を揺るがす事態になっている、

離脱の本格的な議論が始まるのは9月以降だが、想定されるインパクトとしては、貿易の停滞、金融街シティーの衰弱、投資マネーの英国離れ、欧州不信の定着、在英外資の撤退などが上がっている。

本書は、離脱の背景、EUのシステムの欠陥、これからの動きを的確に解説。イギリス経済の専門家が日本では少ない中、様々なインパクトが考えられる英EU離脱を、金融を熟知し、欧州総局にも勤務した菅野編集委員が解説する。

第1章 英断か愚行か??まさかの「離脱」、激震の24時間

第2章 誤算の深層??蓄積した不満のマグマ

第3章 協調と緊張と??「英国と欧州」を考える

第4章 迷えるEU??統合加速か小休止か

第5章 どこへ行く英国??「氷の女王」メイ首相の胸中

第6章 深い混沌の先は??「入り口」以前の離脱交渉

第7章 英国と世界??国際秩序はどう変わるか

菅野 幹雄[スゲノミキオ]
日本経済新聞社編集局論説委員兼編集委員
1987年日本経済新聞社入社。経済部、論説委員会、欧州総局、経済部長を経て現職。

内容説明

英国はどこへ行くのか?見えない離脱交渉、EU法失効、シティー衰退、在英外資の戦略変更―。想定外の巨大リスクに世界は翻弄されている。欧州を熟知した日経新聞編集委員が、離脱の背景からEUシステムの課題、国際秩序の行方まで、様々なエピソードを交えて立体的に解説。

目次

第1章 英断か愚行か―まさかの「離脱」、激震の24時間
第2章 誤算の深層―蓄積した不満のマグマ
第3章 協調と緊張と―「英国と欧州」を考える
第4章 迷えるEU―統合加速か小休止か
第5章 どこへ行く英国―「氷の女王」メイ首相の胸中
第6章 深い混沌の先は―「入り口」以前の離脱交渉
第7章 英国と世界―国際秩序はどう変わるか

著者等紹介

菅野幹雄[スゲノミキオ]
日本経済新聞編集委員兼論説委員。1987年日本経済新聞社入社。大阪、東京両本社の経済部で記者、編集委員などを務め、2003~07年と11~12年にベルリン支局長、12~14年に欧州総局(ロンドン)編集委員。経済部長を経て16年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

プレイン

10
英国のEU離脱までの過程を概説し、EUの母体である欧州石炭鉄鋼共同体から欧州共同体ECを経て欧州連合EUの歴史を解説する。さらに英国離脱後のシナリオを描く。新聞記事を教科書のようにうまくまとめてあり読みやすく理解しやすいが深掘りが少ないので、タイトルにある衝撃はなかったかな。2016/12/23

KJ.O

1
欧州統合は、1957年のローマ条約締結から60年の間、営々と発展して来た。2008年のリーマン・ショック後の金融危機、南欧諸国の債務危機、そして、BREXITは、確かに欧州統合にとって大きな衝撃であり、最大の危機だ。しかし、英国がEUから離脱するからと言って、破局的な二つの大戦の反省から欧州が一貫して追求し続けてきた統合の大きな流れは変わるのだろうか。仮に、英国がEUから完全離脱するにしても両者間のFTAをお互いに模索していくことになる。BREXITは欧州統合へ向けた大きなうねりのなかの調整過程に思える。2017/02/19

Oreg

1
著者もあとがきで認めている通り、衝撃というには物足りなさを残すのですが、英国のEU離脱という事象を淡々と伝え、EUの抱える課題がとてもわかりやすくまとまっています。事実を確認するには適切です。2017/01/12

yasu7777

0
★★★☆☆2019/12/24

サックーマ

0
分かりやすかった。しかたないけど、この時から状況が進んでいるから更に最新情報が知りたい感じでもあった。2018/04/09

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