出版社内容情報
世紀の誤断か、英断か? まさかの意思決定が世界経済を翻弄する! 前代未聞の事態の背景と影響を欧州を熟知した日経記者が解明。冷静な判断を下すかと思われた英国民投票がまさかのEU離脱。なぜここまで国民の意識は反EUに駆り立てられていたのか? 後任の首相となった保守党のメイ氏は離脱派のリーダーンであるジョンソン氏を外相に指名。ドイツ、フランス、EUとの虚々実々の駆け引きが始まっている。
英国はパンドラの箱を開けてしまったのか。安易な決断はEUのみならず世界を揺るがす事態になっている、
離脱の本格的な議論が始まるのは9月以降だが、想定されるインパクトとしては、貿易の停滞、金融街シティーの衰弱、投資マネーの英国離れ、欧州不信の定着、在英外資の撤退などが上がっている。
本書は、離脱の背景、EUのシステムの欠陥、これからの動きを的確に解説。イギリス経済の専門家が日本では少ない中、様々なインパクトが考えられる英EU離脱を、金融を熟知し、欧州総局にも勤務した菅野編集委員が解説する。
第1章 英断か愚行か??まさかの「離脱」、激震の24時間
第2章 誤算の深層??蓄積した不満のマグマ
第3章 協調と緊張と??「英国と欧州」を考える
第4章 迷えるEU??統合加速か小休止か
第5章 どこへ行く英国??「氷の女王」メイ首相の胸中
第6章 深い混沌の先は??「入り口」以前の離脱交渉
第7章 英国と世界??国際秩序はどう変わるか
菅野 幹雄[スゲノミキオ]
日本経済新聞社編集局論説委員兼編集委員
1987年日本経済新聞社入社。経済部、論説委員会、欧州総局、経済部長を経て現職。
内容説明
英国はどこへ行くのか?見えない離脱交渉、EU法失効、シティー衰退、在英外資の戦略変更―。想定外の巨大リスクに世界は翻弄されている。欧州を熟知した日経新聞編集委員が、離脱の背景からEUシステムの課題、国際秩序の行方まで、様々なエピソードを交えて立体的に解説。
目次
第1章 英断か愚行か―まさかの「離脱」、激震の24時間
第2章 誤算の深層―蓄積した不満のマグマ
第3章 協調と緊張と―「英国と欧州」を考える
第4章 迷えるEU―統合加速か小休止か
第5章 どこへ行く英国―「氷の女王」メイ首相の胸中
第6章 深い混沌の先は―「入り口」以前の離脱交渉
第7章 英国と世界―国際秩序はどう変わるか
著者等紹介
菅野幹雄[スゲノミキオ]
日本経済新聞編集委員兼論説委員。1987年日本経済新聞社入社。大阪、東京両本社の経済部で記者、編集委員などを務め、2003~07年と11~12年にベルリン支局長、12~14年に欧州総局(ロンドン)編集委員。経済部長を経て16年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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