内容説明
「経済立国」をめざした龍馬。その「起業家精神」が日本を変えた!―大転換の時代を見抜き、開国日本の前途を構想。海外交易で雄飛することを志した悲壮の風雲児。今ふたたび脚光を浴びる謎多き英傑の、真の正体に迫った傑作小説。
著者等紹介
津本陽[ツモトヨウ]
1929年和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。会社勤めを経て作家に。78年『深重の海』で直木賞、95年『夢のまた夢』で吉川英治文学賞を受賞。2005年菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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誰かのプリン
14
前半は、幕末当時の情勢を中心に描かれていて復習には丁度良いです。何処が商人なんだと疑問を抱きつつ読み進めるとやっとこさ後半で亀山社中、海援隊創設のことや資金繰りの事が描かれていて、ここで初めてこの本を読んだ甲斐があったと思いました。龍馬の腹黒さも描かれてあったのが、なぜか新鮮に思いました。2017/02/15
taku71
4
いろは丸事件の真相?など新しい発見があり興味深かった。ヒーロー過ぎない龍馬像の方がリアリティがあると思うし、「商人」龍馬というのも有りだと思う。小説というよりは様々な資料からの分析本と言う方がふさわしい。龍馬が子供の頃に、近所の遊び友達のお父さんの廻船問屋から、オランダ風説書をみせてもらってたと言う話が本当なら、誰よりも博識で大局観があったと事にも納得できる。2015/01/16
komo
3
本書の龍馬は、最動乱期に勝海舟・薩摩藩の使者として機能する。闘争を好まず常に社会の変化を把握しようとする姿勢と、類稀なコミュニケーション能力を発揮する龍馬の人間性能が、彼らの難局を乗り越える切り札になった。しかし、その利用価値が薄れ、さらに運にも見放され、龍馬は暗殺されるまで苦労のしどおし。読み終えたいま、龍馬は自分の夢を叶えるため、大局を見据えながら命がけで行動し、人を動かし突き進んだが、志半ばで命を落とした志士…ではなく商人というより創業者のよう。龍馬の夢を引き継いだ岩崎弥太郎の小説を読みたくなった。2022/09/10
Arata Matsui
2
史実に忠実で面白く読める作品。いろは丸の賠償金事件が、万国公法とは無関係なゴリ押しだったことや、後藤象二郎の交渉術など、初耳で楽しめた。2014/01/28
JUN
2
小説的に龍馬の商人像を描き出している。1冊なので、結構早足で流れている印象。サラサラと流し読みをしてしまったが、最後の部分は感心あり。多少引用すると「龍馬の死について証言したのは、田中光顕と谷干城の2人のみである。島田床作、岡本健三郎、海援隊の土岐真金、宮地彦三郎らの談話は全く残されていない。致命傷となった龍馬、中岡の刀傷の詳細、現場に残されたとされる大刀の鞘の現物、今井信郎の自供書も田中と谷の現場確認と一致しないなど、近江屋事件は疑う点が多い。」2011/10/11
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